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あの言葉、10年前に引退していたなんて
つい先日、見かけたツイートで驚いたことがありました。
会議にて。
— 榊一郎@急にドタバタ中。 (@ichiro_sakaki) May 14, 2021
相手「何かご意見はございますでしょうか?」
私「あの。このプロットに書かれている『スペースシャトル』ですけど。下手すると今の若い子には分からない単語の可能性が……」
相手「――え?」
私「スペースシャトルが退役したのって10年前すよ」
相手「…………(絶句)」
私「…………(絶句)」
えっ、えっ、スペースシャトルって現役……では、ない?
ロケットとスペースシャトル、どちらも運用していると思ってましたよ??
うわー、なんて無知すぎる。恥ずかしいっ!
スペースシャトルって何?
スペースシャトルについて、調べてみました。
スペースシャトル(英: Space Shuttle)は、かつてアメリカ航空宇宙局 (NASA) が1981年から2011年にかけて135回打ち上げていた、再使用をコンセプトに含んだ有人宇宙船である。
最終的には、スペースシャトルの計135回の打ち上げで2090億ドルもの費用がかかっていた。
当初は通常のロケットより一回あたりの飛行コストを安くできるという見込みでこの計画がスタートし製造されたが、実際の運用で発生した事故に対する安全対策により、当初の予想より保守費用が大きくなっていき、結果的に使い捨てロケットよりもコストが高くなった
wikipediaより引用・抜粋。
スペースシャトル、2011年に引退していました。
約30年、スペースシャトル計画は継続されましたが、コストが高すぎることが主な理由で終了。
末期には、ジョークのネタにされていたようです。
・2010年4月、タイム紙は「2010年に最も影響を与えなかった人々」のリストの中にスペースシャトルを挙げ、その理由を「シャトルは従来のロケットのように格好良くないから」とした
タイム紙、辛口すぎる。
「スペースシャトル」と「ロケット」の違い
スペースシャトルとロケットの違いが、今一つわからない。
だから混同してしまうのでは……?
そう思ったので、改めて確認します。
以下、『全国こども電話相談室[のりもの]』より抜粋。
全編、こどもに対する語り口調で書かれていました。
ロケットというのは、人工衛星や探査機、あるいは宇宙飛行士が乗る宇宙船を、宇宙に運ぶためのものなのね。
だからロケット自体にパイロットはいないの。
でも、ロケットの先端に、人間が乗った宇宙船を付けた場合には、その宇宙船の中にコックピットがあって、宇宙飛行士、つまりパイロットが乗っているというわけなのよ。
スペースシャトルは飛行機の形をしていて、コックピットがあって、ちゃんと宇宙飛行士の人も乗ってますよねぇ。これはね、ロケットは別にあるんです。飛び出すためにはロケットも使うんだけど、飛んだあとは、宇宙に出る手前でロケットの部分は切り放しちゃって、スペースシャトルだけで宇宙に行くことになるわけ。
まとめると、こんな感じでしょうか。
・ロケット
物を運ぶためのもの、ロケット自体にパイロットはいない。
先端に宇宙船を付けた場合は、パイロットがいる。
・スペースシャトル
飛行機の形をしていて、パイロットが必ずいる。
飛び出すためにロケットを使うが、宇宙に出る前で切り離してしまう。
有人か無人か。言われてみれば、なるほどと思いますね。
なんとなくTVのニュース番組で聞くだけだと、判別難しいかもしれません。
おつかれさま、スペースシャトル
たまにテレビで見かけた程度ですが、
約30年間の長きに渡って、お疲れ様でしたスペースシャトル。
今回の件で、宇宙関係の執筆で恥をかくリスクが一つ減りました。
そんな機会があるかは、わからないですが。
スペースシャトルに限った話ではなく、
今はもう使われてないけれど、まだ使われている。
そういう勘違いしている言葉、たくさんあると思います。
スペースシャトルの退役を指摘され、絶句する側にならないように、
しっかりリサーチをしようと、本件を通して思いました。
おわりに
スペースシャトルは30年頑張ったそうですが、
なんと40年以上も現役なものも。
稼動を完全に停止するのは2025年頃の予定である。
とあるので、ボイジャー1号には頑張って欲しいですね!
2025年以降、宇宙関係の記事を書く際は……(以下略
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
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