同じ話を何回も書いていいのか。

結論:同じ話は何回も書いていいし、何回も話すべき。

「朝まで生テレビ」など、対談番組を見ていると、
「この人、討論の返し上手いなぁ」っていう人、よく見かけますが、
あれって、瞬発力で返してるように見えて、
実は、その人の過去の記事だとか動画を追うと、
瞬発力で返しているわけではなくて、
何回も何回も同じことを言ってることがわかったりします。

「同じ”ような”こと」
を言っているのではなく、
「同じこと」
を言っているというのがポイントだったりします。

僕は選挙演説とか見に行くの好きなんですが、
街頭演説がめちゃくちゃ上手くて、まるでその場のノリで熱く語っているような、
橋下徹さんだとか山本太郎さんも、3回くらい見るとほぼ文章を暗記できたりします。
言葉の順番、抑揚、表現、文章まで、
何度も何度も同じことを言い続けてるんですよね。

ビジネス書なんかはそれが顕著に出ていて、
同じ人物が、年間に何冊も本を出版している場合、
前半部分がごっそり、以前出版した本からコピペしたような文章だったりすることがめちゃくちゃ多いわけです。

「また同じこと言って」と嘲笑されたりするので、
僕らは場所を変える度に、同じ話でも少しずつアレンジを加えようとしてしまいますが、
ひょっとすると同じ話を何度も、何度も言い続ける方が「熟練度」が上がっていくのでいいかもしれません。
なぜか「バリエーション」の方が大事だと思いすぎて、一回一回の精度が保てていないことも、きっとあるでしょうし。

ブログとかnoteとかも、
毎日違う記事を上げるのではなくて、
毎日まったく同じ内容を書いて、でも少しずつ読みやすいように修正して、
「完全な文章」を完成させる!という考え方があってもいいかもしれません。

正直、僕は推敲とか一切しないので、後から読み返したら「すげえ読みにくいなぁ」とか「めちゃくちゃ間違えてるなぁ」思うのですが、
「誰も真剣に読んでないだろう!」と割り切っています。

自分が読んでほしい読み方されてないことがほとんどだったりもするので。

しかしながら、色んなものがインスタントに消費されていく時代なので、
新しいアプローチとして、「同じことを続ける」というのも、大切なのかもなぁ、という話。


ありがとうございます! 今後ともよろしくお願いします! なんでもひとつ、願いを聞くくらいの気持ちはあります(笑)