見出し画像

プレミアリーグ 第4節 マンチェスターシティ vs クリスタルパレス

Date

Premier League 4th Game
Manchester City  vs  Crystal Palece
2022/08/27 23:00 K.O
Etihad Stadium

Line-UP

前節ニューカッスル戦から、
アケ→ルベンディアス、ギュンドアン→マフレズ


前半

シティは開幕から連勝したものの、前節アウェイニューカッスル戦で3-3のドローに終わり、順位表では2位につけエティハドへ。

また、ミッドウィークにはチャリティマッチでバルセロナと対戦。こちらも3-3のドローに終わる。

シティは、いつもの2-3-5だが、ルベンが持った時はカンセロが外に開く傾向があるように見える。

一方、パレスは5-4-1でスタートし、攻撃時はアイェウ、エゼとクライン、ミッチェルを前に出して3-4-3のような形に見えた。

パレスの二列目のSHは中央固めからなのか、シティのIHをケアしていたため、CB,ロドリ,ウォーカ→左右WGへのパスコースが開通していた。

シティは今季、中央突破で攻撃するシーンも目立っており、パレスはその対策をしたのかなと。

なんて考えていたら早速シティは失点する。


4分 パレス先制 0-1

アンデルセン→アイェウのロングパスを、エデルソンが処理しきれず、カンセロが対応するもファールに。
これで得たFKを、シティはうまく跳ね返せずOGに



ただシティは
ロドリ・ストーンズ・ウォーカー→マフレズ(大外)→KDB・ベルナルド(内側)→ハーランドや、ロドリ→カンセロ(大外)→フォーデン(内側)など、サイド攻略を仕掛けるも中々クロスが合わない展開が続く。

特にカンセロは右利きの左SBである為、パレスのプレスを難なくかわしプレーできていた。

するとシティはまた失点する。


21分 パレス追加点 0-2

右CKからアンデルセンに決められ、シティは前半20分で2点ビハインドに。

コーナー蹴る前の映像だと、アンデルセンはウォーカーが担当っぽかったが、エドゥアールにぶつかりフリーになってしまった。

このCKに至った起因は、ウォーカーからハーランドへの裏抜けのパスをエゼにカットされたこと。
ウォーカーの横には、マフレズも居たのでそっちに出しても良かったかもしれない。

この失点以降も中央固めでいる相手に対し、ハーランドへの裏抜けパスは見られたが、よほど正確じゃないと通らない。
そっからカウンターで何度がピンチを迎えている。


シティは、何度もサイド攻略するも、クロスが合わず点が決まらない。
ウォーカー→マフレズ→ベルナルド
ウォーカー→マフレズ→KDB→ロドリ
ウォーカー→マフレズ→ベルナルド→フォーデン

ただ、ルベンは右利きが故になのかあんまりカンセロに渡らず、左サイドからの攻撃が中々見られないのは気になった。


前半終了 0-2

右サイドは再現性高く崩せていたが、何度も言うようにクロスが合わない。
ハーランドとの息がまだ合わないのかどうなのかは分からないがここは解消したいところ。
相手が5-4-1で守る分大外へのコースが開くことを理解し使えている。

それに、2失点目以降は、ストーンズ、ルベンのカウンター対応は完璧だった。
それだけに2失点は痛かった。


後半

両チームメンバー交代なし。

53分 シティ1点返す 1-2

敵陣左サイドから中央付近にいたロドリから、逆サイドのベルナルドへ。
ベルナルドは、中に切り込みシュート。これがニアサイドに決まり1点返す。

ロドリがサイドチェンジの際、右サイドではベルナルド、マフレズ、ウォーカで良さげなトライアングルが出来ていた。

ロドリのキックモーションに入ると、マフレズのランに対しパレス守備陣がついていったことでベルナルドがフリーで受けられた。


60分 アルバレス ギュンドアン投入 ファイヤーアタック開始

マフレズ→アルバレス、カンセロ→ギュンドアン

これで並びが右から、
ウォーカー、ストーンズ、ルベン / ロドリ、ギュンドアン / ベルナルド、KDB、ハーランド、アルバレス、フォーデン
の3-2-5のような状態。
ギュンドアンは、一列前にも見えたから実質6TOPという超ファイヤー配置。


62分 シティ同点 2-2

超ファイヤーアタックがたった2分近くで実ることに。

ロドリ→ベルナルド→KDB(外追い越し)→フォーデン(クロスのこぼれ)→ハーランド

ベルナルドを追い越しKDBがクロス上げるときには、ストライカー2人・ギュンドアン・フォーデンと必ず4人は居る格好に。

前半から再三サイドから攻めたが、選手交代でよりパワーアップしたサイド攻撃でついに点が決まる。

改めてシティの並びは、3-4-3から3-2-5に変化し3-1-6になる。
頂点にハーランド、その脇をKDBとアルバレス。
WBには、フォーデンとベルナルドを置いて、ロドリとギュンドアンの2CH。
ウォーカー、ストーンズ、ルベンの3枚で最終ラインを担当。

SBを一枚削って、6TOP化。
まあ、おそらくこのポジションには、「この人」がいないといけないのではなく、「ここに誰かいるようする」配置なのかなと。

66分にパレスは、エドゥアール→ヒューズの交代を行う。
エゼを前に出し、CHにいたシュラップを左に回すことで、シティのサイドを止めようとしたのかなと考える。


70分 シティ逆転 3-2

右CKをショートで始める。ベルナルドが中に入れアルバレスとワンツーの形。
もう一度ベルナルドからストーンズのタッチに最後はハーランド。

恐らくアルバレスとストーンズはタッチミスだと思うがうまくつながった。

そして、「決める男」のもとに、ボールはこぼれてくるもんなんですね。

シティは前半20分で2失点したものの、後半1点返してからは20分弱で3点取って逆転しました。

その後、パレスはマテタとエゼの2TOPに。
なんとか、カウンターで一つ返したいのが分かる。


81分 シティ追加点 4-2

2TOPにしたパレスだが、その二人とドゥクレのプレスをルベン、ストーンズ、フォーデン、ギュンドアンでかわす。

間延びしたパレスに対し、ギュンドアンが前向きで受けるとハーランドの抜け出しに合わせるスルーパスを出す。

これをハーランドがしっかり決めてパレスを突き放す。


FT 4-2

シティは前半から、サイドから形を見せるもパレスの堅い守備を前に中々決められないどころか、2失点してしまう。

しかし、後半一つ返したのを機にシティは
「お前はもう俺について来れねぇぞ…」
「おれの技はみんな一段階進化する」
「ギア」「2」
と言わんばかりの攻撃態勢に出る。

そしてギア2を発動したシティは得点を重ね逆転勝利。

ハーランドの活躍はもちろんだが、忘れてはいけないのはCB二人の完璧なカウンター対応で相手に追加点を与えなかったこと。
この二人の力があったからこそ、ギア2が発動できたと思っている。

開幕から4戦負けなし。
底力を見せつけ、勝利に終わった。


スタッツ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?