感情が垂れる。そして幸不幸のこと

お仕事としてかいた魚や海の絵が、肝心のディレクターに不評をかった。
毒々しくデコラティブにと求めてきたのに、ギリギリになってからそれやりすぎとか言っちゃ駄目!
他の参画者の髭共は、「いいじゃんあなたならもっと激しくやると思ってた」と言うし私もそうしたい。
激しくやるならばまずこのロマンチストの首謀者に何発かくれてやるべきだ。

勿論、大勢の人々が目にする媒体を使う場合には、
グロテスクではいけなくて 可愛く!優しく!という、
民衆のスローガンなのです。
自分の作品で人が微笑む姿もちょっと見てみたいし、
努力は致しますだけれどもそれで魅力が失せるのをどう止めたら良いのか解らない

 結果、絞り滓に。

幼児が乗り硬貨のチャージで動く動物、
昔私があれのカワイイデザイン画を提出した時
見入った社長、在籍者全員の、一瞬にして崩れた和やかな雰囲気‥
それを思う度、穴ぼこに入りたいそして土砂に埋めて貰いたいと心底乞いました。
あの時は確か誰かが、
「漫☆画太郎マンガの殴られキャラみたいだよね」
とポツリと評して、場の静かな空気を破ったのでした。

校内や業界やあらゆるところでみんなが好き勝手言う、
けど私は全く病んではいないから!!
と思う

学術としての美術学を嗜むある人曰く、
絵のテイストと、それをつくる作家の幸せ不幸せには、関連なんて全然無いって俺思ってんだよね。
らしいけど‥

2006

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