発熱丸ノ内

体温37,5℃の何故か薄いドレスのこの身じゃあ、三十六階から見渡すトーキョーも、大人の会話も、美味しいお料理も、一流の接客も、無人の労働街の夜も薄汚い空気が動く地下道も地上のつよい風も、楽しむ余裕なんてまるで皆無全然無しだ。

2006

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