見出し画像

年間“映画”TOP10?20?〜2021年〜

最近番外編みたいなものが多いな。すみません。

2022年も一ヶ月くらい経って、2021年の最後の方の作品や見逃していた作品なども観る事ができ落ち着いたのでここで年間TOP10をやろう!
と思ったのですが一ヶ月も経って普通にTOP10を書いても面白くない。
だいたい世間に溢れかえっているTOP10とそんなに変わらないだろうし。
なので思い切ってTOP11〜20を書こうと思います。
実はここら辺がみんな違って、面白いのではないだろうかとも感じるので。
対象は2021年に日本で公開・配信された長編映画で、ドキュメンタリーは除いて考えました。

<プロが選ぶ年間ベストをご参考までに>


20位〜16位

【20】『天国に違いない』(『It Must Be Heaven』)

“現代のチャップリン”と呼ばれるクリエイターのエリア・スレイマンEliaSuleiman約10年ぶりの新作長編。
「映画にメッセージは必要ない」という彼の信条をそのままフィルムに閉じ込めたような作品。
ほぼ喋らないスレイマンの5分くらいのスキットを繋ぎ合わせていく形はMr.ビーンを想起させる。好き嫌いは分かれるかなーとは思うけど私は好き。

<ネタバレ有りの詳しい感想>


【19】『ノマドランド』(『Nomadland』)

ヴェネチア金獅子賞(2020)、アカデミー作品賞・監督賞(2021)の皆様ご存知クロエ・ジャオChloéZhao作品。
ロードムービーを基盤としながら、アメリカや現代社会が抱える問題を提起していくパンデミック時代にこそ必要な映画だった。
主演のフランシス・マクドーマンドFrancesMcDormandはハリウッドではもはや別格の役者ですね。

<ネタバレ有りの詳しい感想>


【18】『花束みたいな恋をした』

脚本・坂元裕二、主演・菅田将暉/有村架純
実は映画館で観ていないのだけど、家で観るくらいがちょうど良いかもしれない...
溢れるくらいに次々飛び出すサブカルと、坂元脚本特有の恋愛あるある。
どこにでもあるような恋愛ドラマであり、どこにもないような恋愛ドラマでもある。
この絶妙な塩梅こそ坂元裕二の描く世界。

<ネタバレ有りの詳しい感想>


【17】『パリピ的アフターライフの始め方』(『Afterlife of the Party』)

Netflixオリジナルのコメディ映画。
まず最高にダサい邦題からの落差が激しいくらい、良い映画でした。
コメディなんだけどファンタジーでもあってヒューマンドラマでもあるという。
人生とは撮れなかった写真なのだなーと再確認。
ヴィクトリア・ジャスティスVictoriaJustice/ミドリ・フランシスMidoriFrancisというこれからくるであろう若手にも注目。

<ネタバレ有りの詳しい感想>


【16】『街の上で』

2021年劇場公開3作という大活躍だった今泉力哉の作品。3作品とも好きでしたが1番は今作。
これも【18】と同じく“サブカル/シモキタ”的な導入の映画。最近こういう邦画多いですね。嫌いな人とかわからない人はきっとダメでしょう。
ただ今作は若葉竜也中田青渚の会話が素晴らしい。それ目的で観てもいいんじゃないかってぐらいに。
みんなが中田青渚に恋をする映画。

<ネタバレ有りの詳しい感想>


15位〜11位

【15】『Our Friend/アワー・フレンド』(『Our Friend』)

ケイシー・アフレックCaseyAffleck/ダコタ・ジョンソンDakotaJohnson/ジェイソン・シーゲルJasonSegel 出演の事実に基づく物語。
正直これは非常に難しい作品で、映画としては見ると間違いだらけのような。
でも、アメリカの片田舎に住む3人の親友の物語としては大正解だったような。そんな不思議な映画でした。

<ネタバレ有りの詳しい感想>


【14】『浅草キッド』

ビートたけしの原作を劇団ひとりがNetflixで実写映画化。
お笑いやバラエティ好きな人なら色々な場所で色々な人が語っているのを既に見聞きしていると思いますが、まー傑作ですね。
昭和とか浅草とかお笑いに詳しくなくても泣けるんじゃないだろうか。
最初違和感のあった柳楽優弥がいつの間にかビートたけしに見えてくるから不思議。
日本で生まれ育ったからこそわかる物語だと感じたので、Netflixで見た世界の人々の反応が気になる...

<ネタバレ有りの詳しい感想>


【13】『イン・ザ・ハイツ』(『In the Heights』)

リン=マニュエル・ミランダLin-ManuelMirandaが製作した人気ミュージカルの映画化。
2021年はミュージカル映画がたくさん制作・公開されましたが、リン=マニュエル・ミランダ絡みの作品はやはり特別な感じがした。
ラップ×ミュージカルという新鮮さも良い。
加えて圧倒的な音楽・ダンス、そして映画でしかできない映像効果。
そして彼が抱えるルーツがテーマとして物語の幹をしっかり支えている良作。

<ネタバレ有りの詳しい感想>



【12】『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(『The Suicide Squad』)

みんな大好きジェームズ・ガンJamesGunnDC初作品。
なかなか監督が決まらない中でライバルのマーベルディズニー)と揉めたジェームズ・ガンに声をかけるDC(ワーナー・ブラザーズ)さすがです。
マーベルにいたときはディズニー傘下という事で抑えていたジェームズ・ガンのグロい表現やブラックジョークなどなど大爆発。
頭のおかしいジェームズ・ガンが好きな人が待ち望んでいた作品。

<ネタバレ有りの詳しい感想>


【11】『少年の君』(『少年的你』『Better Days』)

“中国の岩井俊二”ことデレク・ツァンDerekTsang監督作品。
中国では人気のないと言われている青春映画の中で中国興行収入歴代1位を獲得。
最近も『ファイトクラブ』のラストの内容が変更されていたりと、中国では映画にも検閲があります。
そんな中でいじめや受験戦争など社会問題を描く事の意味を考えるとまた別の想いが浮かんできます。
中国が舞台という設定が何よりもこの作品のスパイスとして効いている。

<ネタバレ有りの詳しい感想>


最後にサラッとTOP10!

※タイトルからのリンクでネタバレ有りの詳しい感想にとびます!

【10】『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』
【9】 『まともじゃないのは君も一緒』
【8】 『フリー・ガイ』(『Free Guy』)
【7】 『サマーフィルムにのって』
【6】 『tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン!』(『tick, tick...Boom!』)
【5】 『プロミシング・ヤング・ウーマン』(『Promising Young Woman』)
【4】 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(『The Power of the Dog』)
【3】 『偶然と創造』
【2】 『スウィート・シング』(『Sweet Thing』)
【1】 『ドライブ・マイ・カー』


映画にコロサレル!


頂いたサポートはこのnoteとは全く関係ないことに使わせて頂きます。でもエンタメのためになることに。