【クルスタ】まろんさんはDEFキャラで戦いたい EP4~挑発の重複について~
今回は、DEF特有の能力「挑発」について書いてみました。
挑発の基本的な説明
私の記事を見る方には熟練者の方が多いと思いますが、念のため挑発について簡単に説明しておきます。
挑発には以下のような効果があります
効果発動中は攻撃ターゲットが挑発状態のキャラに限定される
通常攻撃は・単体スキル攻撃であれば防げる
全体攻撃は基本的に防げない(※例外あり)
敵の攻撃は他のキャラに流れるのを防ぎ、ノーツ後退・状態異常になるのを防ぐのが役目です。
全体攻撃を防ぐ手段はなかったのですが、2024年6月に実装されたジューンブライドナミエルが「庇護」という全ての攻撃を受け止めるスキルも出てきました。非常に便利ですが、種族・属性を考えるとだいぶ限定的な性能と言えますね。
今後はこの庇護持ちキャラが増えていく可能性も考えらそうですが、そうなると逆に、面白みがなくなってしまいそうで怖くもあります。
なお「挑発とステルスの関係」についてですが
"挑発→ステルス"の順序で発動:挑発は上書きされず、効果は共存する
"ステルス→挑発"の順序で発動:挑発が上書きされ、ステルスが消える
となっています。
挑発が同時にかかると敵の挙動はどうなる?
ここからが本題です。
戦闘していてふと疑問に思ったのが、「挑発が同時にかかった後、敵ターゲットはどこへ向くのか?」という点。
これを検証すべく、裏塔で(昔)猛威を振るっていた100回バリアマン(個人命名)ことオルサレクス君にご協力いただきました。バリアを張っている関係でスタン出来ない点を、逆に利用します。
DEF5人という、絶対に誰も組まないであろう変な編成ですね…(笑)
一応動画にも残しています。興味ある方は、以下からどうぞ。
以下のチャートは「挑発を誰がいつ撃ったか」「どのオルサレクスが誰を攻撃したか」について示しています。ゲーム内時間(CT)表記での掲載です。
左から順に「オルサ1、オルサ2、オルサ3…」という表記です。
太字は"挑発を直前に発動したキャラ以外を攻撃した(=他に挑発が掛けられているキャラを攻撃した)タイミング"です。
文字で見せられても分かりづらいので、動画を見た方が早いです。
特に重要だったポイントは"◆"マークで示しています。編成の順序にも気を配りながら、誰が攻撃を受けるのか見てください。
120~180CTの動き
2:50 [オルサ5] ソフィアに攻撃(挑発未発動)
2:47 <ラティエEX1> バリア+挑発
2:44 ウェンディEX2 バリア+挑発
◆2:43 マトイEX1 挑発
2:42 [オルサ1] マトイに攻撃+スキル1
2:39 [オルサ4] マトイに攻撃+スキル1
2:36 [オルサ2・オルサ3] マトイに(攻撃+スキル1)×2
2:33 ラティエEX1 バリア+挑発
2:29 オルサ5 マトイに攻撃+EX1
2:24 ウェンディEX2 挑発
2:22 アムEX1 挑発
2:21 [オルサ1] マトイに攻撃+EX1
2:16 [オルサ2・オルサ3] マトイに攻撃+EX1
2:15 ラティエEX1 挑発
2:09 ウェンディEX2 挑発
2:05 アムEX1 挑発
2:04 [オルサ5] マトイに攻撃+EX1
2:00 [オルサ1] マトイに攻撃
60~120CTの動き
◆1:58 [オルサ4] マトイに攻撃(この後、挑発効果切れ)
1:53 [オルサ2・オルサ3] ウェンディに攻撃+(攻撃+EX1)
1:49 ラティエEX1 挑発+ウェンディEX2 挑発
1:47 アムEX1 挑発
1:43 オルサ5 ウェンディに攻撃+EX1
1:35 オルサ4 ウェンディに攻撃+EX1
1:35 オルサ1 ウェンディに攻撃+EX1
1:29 ウェンディEX2 挑発
1:27 ラティエEX1 挑発+アムEX1 挑発
1:26 オルサ3 ウェンディに攻撃+EX1
1:21 オルサ2 ウェンディに攻撃+EX1(ウェンディがスタン)
1:19 オルサ5 ウェンディに攻撃+EX1
◆1:16 マトイEX1 挑発
1:10 オルサ1 マトイに攻撃
1:09 オルサ4 マトイに攻撃+EX1
1:08 ラティエEX2 挑発
1:05 アムEX1 挑発
1:03 オルサ3 マトイに攻撃+EX1(マトイがスタン)
バトル終了までの動き
0:58 オルサ2 マトイに攻撃+EX1
0:54 オルサ5 マトイに攻撃+EX1
0:49 ラティエEX2 挑発
0:44 オルサ4 マトイに攻撃+EX1
0:37 オルサ2 マトイに攻撃
0:28 ◆アムEX1 挑発
0:25 オルサ1 アムに攻撃(マトイの挑発切れ+反射で終了)
結論
"挑発が同時に複数のキャラにかかった場合、より左にいる挑発付与済みのキャラが優先的に狙われる"という事が分かりました。
2:43でマトイが挑発を掛けて以降、効果が切れる1:58まで彼女が攻撃を受け続けています。その後は、直前に挑発を掛けたウェンディに攻撃が向いています。
1:16から0:25辺りも同じ。マトイの効果が切れた後、挑発を撃っていた4番目配置のアムに攻撃が来ています。ラティエが被弾する機会はありませんでした。
5番目にいたラティエも定期的に挑発を使っていましたが、一度も攻撃が行く事はなかったです。
調査前は並列回路みたいな感じで同じ優先度だと考えていましたが、実際は直列回路のように挑発がかかっている最も左側のキャラが狙われました。
もともと「左側に編成されているキャラクターは狙われやすい」という法則があるのですが、挑発もこのルールに準拠しているみたいですね。出る杭は打たれるといいますか、当然挑発がなければ一番中央ラインに近いキャラが殴られます。
今回の動画であれば、以下のような編成と動きが望ましかったでしょう
アムを一番左に配置
ソフィアは連撃を毎回打ちたいので、ほぼ狙われない一番右に配置
アムEX1は使わず、他のキャラで挑発を行う
バリアが割れそうになったらアムEX1を発動(もしくは挑発更新)
アムに攻撃対象権が移り、反撃で撃破
なかなか面白い検証となりました。
今後DEF2体以上の編成が構築されるのかどうか分かりませんが、少なくとも挑発がない通常ソフィアと他DEFキャラを組ませる時には使える知識だと思います。
挑発がないDEFとかはもう出ないでしょうけど、今後も色々な検証をしていくのでお楽しみに!
余談1:DEF4体でも裏塔改9Fを突破できるのか
上記の検証を経て「アムの反射を活かせば、4人に減らしても攻略可能なのかな?」と思い、試して見ることに。
結論、可能でした。全部流すと長いので、いつものように最後の部分だけの動画です。
※Xに投稿したものですが、上手くリンクカード化出来なかったので、閲覧はお手数ですがリンクから踏んでください。
https://x.com/soranooto0158/status/1803965323462480198
戦法は、上記の挑発による被攻撃優先度を利用したもので
アム:手番が回り次第、挑発を撃つ
マトイ:アムがスタンする直前、もしくはスタン時に挑発を撃って攻撃を流す。アムに手番を回させるために重要な立ち位置(被ダメ減も生きる)
ソフィア:ひたすらEX1でバリア攻撃
ラティエ:どちらのスキルを打ってもいい攻撃要因
シスターラティエを入れている理由は、1度だけスキルによるスタンゲージ減少を防げるためですね。マグダレナさんは…まあ言うまでもないですね。
流石に3人は厳しそうです。何度か試してみましたが、動けるキャラが2人だけだと行動回数が少なすぎてダメでした。
次回の高難易度開催時でも、DEFキャラを試してみようと思います。
余談2:挑発と庇護が共存した時の被弾挙動について
上記の検証の延長として、庇護についても見てみます。
庇護は全ての攻撃を庇うわけですが、これまでの内容からすれば「右側に配置すると優先度は下がるのではないか」と考えました。
そこで「左側に挑発持ち、右側に庇護持ちを立てた際、敵の攻撃挙動はどうなるのか」についても実験してみました。
こちらについても、短いですが動画として投稿しています。
結果は「通常攻撃は左に配置したアムに当たり、スキルはナミエルに当たる」という、なんとも不思議な結果になりました。
ヴィーナスの攻撃時はシスターラティエのバリア・マグダレナの回復により誰が被弾したか分かりにくいですが、その後のヴィライアの挙動は分かりやすいですね。
このヴィライアはスキル1が範囲攻撃持ちなのですが、敵単体を攻撃するスキルを使用する敵キャラで試しても同じ結果になりました。
恐らくですが、単体への攻撃であれば挑発持つのキャラが吸収し、スキルは庇護持ちが吸収する仕様なのかもしれません。この後何度か試しましたが、全て同じ動きとなりました。
「通常攻撃かスキル攻撃か」で、判定が違うかもしれませんね。
こちらも現状使い道はありませんが、「庇護持ちのキャラにスキル被弾を任せられる」という点は興味深いと感じました。
2024年7月19日追記
上記の「挑発と庇護が同時に存在する時の挙動」に関してですが、7月18日付けのメンテナンスにより不具合であることが判明しました。
本来庇護は挑発より優先順位が高い仕様で、位置に関係なく庇護持ちのキャラが全て攻撃を受け止める性質だったようです。