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今の親友に関する話

私には、一人だけどんなことでも相談できる親友がいます。

明るい話はもちろん、暗い話も全部聞いてくれます。本人も色々と苦労はされている方なんですが、

今回はそんな友人に関する内容になります。


※汚い話が出てきますので、お食事中の方などは閲覧注意です。


終業式で起きた事件


小学校は同じ場所に通っていたんですが、当時はそこまで仲が良かったわけではありませんでした。たまに話をする程度という感じ。

1学年の人数が凄く多くて3クラス40人くらいに分かれていたのですが、その友達とは毎回同じクラスに。ふくよかで大人しいので、話しかけやすかったというのもあるかなと。


小学3年生の時、少々パニックになった事件が起こりました。

夏休み前の終業式当日。全自動が体育館に集まって、先生の話を聞いていた時でした。

急にお腹が凄く痛くなって、思いっきり漏らしてしまったのです。
しかも大の方を

「どうしよう、どうしよう…」と顔が青ざめていき、周りの子が「なんか臭くない?」とざわざわし始めました。

立っていた先生が、うずくまった私の元へ駆け寄って来て、すぐさまトイレへ連れて行ってくれました。

私は全校生徒の前で漏らすという、醜態を晒してしまったんです。今思い出しても苦しさを感じます…


幸い、当時の私はブリーフを履いていた為、巻き散らすなんてことはなかったんですが…ものすごい精神的に辛くなりました。

「これじゃ、みんなの所に戻れないよ…」

先生はトイレの傍にいて心配してくれたのですが、どんな顔をされるのか嫌で仕方なかったんです。

一度保健室へ行って落ち着くまで休み、下校時間手前位になって教室へ戻ることに。もう早く帰りたいという気持ちでいっぱいでした。


教室に戻ると、みんな一斉にこちらに視線を向けて来たのですが、恐怖を感じて目線を合わせることが出来ませんでした。

(あいつ、なんか漏らしたらしいよ)
(きったな…近づかない方がいいかも)

ひそひそとそんな声が聞こえてきて、私が戻らない方がよかったかもと後悔しました。下校前まで友達から色々と言われて、泣きたくなりました。

そんな中、一人の子が「大丈夫?大変だったね」と声かけてくれたんです。

それが今の親友。話をしたらちゃんと聞いてくれて、慰めてくれました。これ以降、私は彼と一緒にいる機会が増えていきました。


4年生以降は嫌がらせ・いじめを受けるようになりました。

皆と同じ町の中学校には行きたくないと思うようになり、隣の県の学校へ行く事を薦められました。試験は3回受験の末に無事合格しました。

親しくしてくれた友達とはこれまでかもしれないと思い、自分は感謝の気持ちを込めて手紙を送りました。友達は素直に受け取ってくれて「お互い頑張っていこう」と、最後に握手をして別れを告げました。


大学に入った当日の出来事


6年間の長く苦しい中高生活を経て、私は県内の私立大学へと進学しました。そこは工業大学で偏差値こそ低いものの、ものづくりに関しては数々の賞を取るほどの実力を持った大学でした。

初の大学出席日は、とりあえず隣にいた人に積極的に話しかけて、初日から友達を作ることが出来ました。講義はなく、配布物や講義に関する内容の確認が主でしたね。

一通りの説明が終了し帰宅しようとした時、私は突然声をかけられました。

「あら、もしかして…まろんさん?」

女口調だったんですが、凄く聞きなじみのある声。振り返ると、なんと小学校の時に一緒だった友達と再会したんです。

小学校の時と殆ど変わらない見た目だったので、すぐに分かりました。私は嬉しくて、食堂内で色々と話をしました。

色々あって彼も心が歪んでしまったみたいですが、私の事は覚えてくれていたみたいです。唯一友達としてはしてくれた存在だと言われて、思わず泣きそうになっちゃいました。

こうして私と親友は、6年の時を経てまた友達として繋がることになりました。


お互いに支え合う関係に


現在は、少し距離は離れているけどお互いに何でも打ち明けられるいい関係を保っています。この人の前では、私は自分らしくいられます。

私が苦しい時は友達が支えてくれて、友達が苦しい時は自分が支える。周りからは羨ましいと思われることもしばしばです。

今では彼以外に、親しい親友はいません。ネット上での付き合いはあれど、実際に会って話が出来る貴重な存在です。

私は大学時の奇跡の再開に感謝すると同時に、日々感謝しながら接しています。これからも大切にしていく所存です。



正直、小学生の部分は書いていて気分が悪くなりました。

ただ…これも私の貴重な小学生の記憶です。自分の存在を残すためには、こうした苦い経験と向き合う姿勢も大事だと思い、記事にしました。

他にもいくつか苦しい経験があるので、それも今後書いていきます。

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