医師の言葉

こんばんは。

2月より治療法が変わり、昨日から入院し今日はAP療法2回目を終えて、ただいま消灯中です笑

いつもと変わらず、薬は違えども抗がん剤治療で毎月入院する日々過ごしている訳ですが
今日は両親に現状と今後について先生より話していただきました。

現状については粗方私から話してはいたものの、親世代からすると当人から聞くのと医師から聞くのとはやっぱり言葉の重みが違うんだなと。
我が子としては残念ですが。

特に父は効果が出なくて違う抗がん剤に変わることで、その抗がん剤は内服薬のように無限とまではいかずともたくさんあると思っていたようで、私から聞いてはいたものの、先生にも再確認しており、言葉少なくとも思うところがあるようでした。

先生が私のことを「(抗がん剤治療を)いつも頑張ってくれています」と話しているのを聞いて、自然と涙が出てきた。

いや、先生方はよく言うよ、この言葉。
「頑張ってる」って。
でも今日の私にはストンと落ちた。

というのも、それまで私は治療を頑張っていると思っていなくて、罹患したんだから治療は当たり前。
治療による副作用だって、ツラいけどガマンすれば副作用は抜ける。
お酒だってちょっとの辛抱で呑めるようになるし。
そう思っていた。
いや、思い込んでいた。
思わざるを得なかった。
思うしかなかった。

でも先生から「頑張ってる」って言われて
ああ、私、頑張ってるんだって初めて思えた。

治療始めて数ヶ月で血管に針が刺さらなく6回やり直したこと
夜中24時近くまで連続5日治療したこと
治療入院中体重が4kg太ったこと
治療中足が浮腫んでパンパンになったこと等
そんな治療の出来事

治療中しんどい時に同部屋の人にマシンガントークで話しかけられること
付き纏われ、挙句の果てにお気に入りのスタバのタンブラーを真似されたこと
消灯後トイレに行った人が間違って私のベットに来たこと(昨日もあってマジ怖かった)
イビキと寝言で朝まで熟睡出来ないこと等
そんな入院生活の出来事

退院しても胃の不快感や倦怠感が抜けないこと
人混みは避けなくちゃいけないこと
思うようにジムに行けないこと
薬が変わる度に脱毛して泣くこと
頭と体とで食べたいものが違うこと
真冬でもスイカが食べたいこと
何より大好きなアルコールが呑めないこと等
そんな日常の出来事

それらは全部頑張ってたことなんだ、と素直に受け止めることが出来た。
治療することは当たり前じゃない。
私が常に「当たり前」と思ってきた治療は、自分が思いもしなかった頑張りの上に成り立ってるんだなって。

NFJ先生、ありがとうございます。
でも、私、まだまだ頑張らなきゃいけないと思ってるんだ。
私は甘い人間だと思うから、ここで自分を褒めたらもう頑張れないと思うの。
だから、終わりの見えないゴールに向かってまだ走り続けます。

頑張るためにコンサにはエキサイティングな試合をいつも見せてほしいと思ってる。
いつもよ、いつも。
そうしたらもっと頑張れる!(ヘンなプレッシャー笑)

そして仲間たちとあーだこーだサッカー関係無い話で盛り上がってお酒を楽しみたい。

欲張りだから他にも色々あるけれど、まずは日々を大事に丁寧に過ごして行きたい。

無理しない程度にまだまだ頑張るつもり。
だけど「頑張る」という言葉に甘んじて、何かの時に「こんなに頑張ってるのに」と八つ当たりしないよう、その気持ちは忘れたくないかな。

とりあえず夜中から出るであろう副作用と戦って、明後日無事に退院するのだ!!!

眠れないけど寝る努力します。
おやすみなさい。

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