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青山カウンセリングルーム (Aoyama Counseling Room)夫婦家族のためのカウンセリングルーム、オープンしました

2022年11月。青山通りから明治神宮外苑前まで続く、いちょう並木が色づく頃。 夫婦家族のためのカウンセリングルーム、青山カウンセリングルーム(Aoyama Counseling Room)をオープンいたしました。

このnoteでは、なぜ、夫婦家族カウンセリングをはじめたのか。青山カウンセリングルーム(Aoyama Counseling Room)ができるまでの背景と、なぜ、私たちに夫婦家族カウンセリングができるのかについて記載します。

夫婦家族カウンセリングとは何か


夫婦家族カウンセリングとは、カウンセラーや、夫婦家族の専門家という第三者の意見を取り入れながら、夫婦家族間の問題について話し合い、関係修復、状況改善に話を進めるカウンセリングのことです。 夫婦家族カウンセリングを受けることで夫婦家族の問題が明確になったり、問題解決の糸口が見つかったりするでしょう。 

運営者の自己紹介


はじめまして。運営者の略歴につきましては、こちらのページに記載しております。

カップル、夫婦の話を聴く中で、「生涯私たち夫婦のメンターでいてほしい」「対面でもっとお話したい」と言っていただき、オンラインで今まで、カップル、夫婦カウンセリングを行ってきましたが、 カウンセリングルームを開ける運びとなりました。「うれしい!」の一言です。

〝青山カウンセリングルーム(Aoyama Counseling Room)は、
「お客様の声」から生まれたパートナーたちのためのカウンセリングルームです〟

〝夫婦家族の話を聴いてくれる場所がない〟
〝誰にもわかってもらえないことが苦しい…〟

気軽にカップル、夫婦カウンセリングを受けてみたいけど、敷居が高い気がする。行ってみたいカウンセリングもない。精神科も何か違う気がする。もっと気軽に話を聴いてる場所が欲しい。パートナーと意見の擦り合わせができる場所はないだろうか。じゃあ、カップルの話をたくさん聴いてきた私が作ろう。と思ったのが、カウンセリングルームを開ける動機づけとなりました。

日本のカウンセリングの敷居の高さ

日本では、カウンセリングに行くという行為自体が敷居が高いものだと思いませんか?

カウンセリングは心が病んでいる人が受けるもの。うつ病や対人恐怖症などになって初めて利用するもののイメージが日本では強いようですが、心理学最先端のアメリカでは、もっと気軽に使う人が多いんです。

カウンセリングは、カフェや美容院くらい、
気軽に利用していいものだと思います。
走って疲れたら、カフェに入って、
珈琲を飲んで一休憩するように、
伸びてきた毛先を整えに美容院に行くように、なんだか、最近、心がちょっとまとまらなくなってきたなと感じたら、カウンセリングに行ってみるのもいいと思います。

カウンセラーとの相性も、美容師と同じように「何も言わなくても、なんとなくいい感じにしてくれる」といった出会いもあったり。

そういった意味で、カウンセラーが自分の人生を一緒に伴走してくれる大切な一人みたいな存在になっていくことも充分あります。お気に入りのカフェを見つけた時の喜び、行きつけの美容院を見つけた時みたいな嬉しさに出会えたりするかもしれません。自分が行っていいのかな?と迷っている方には「そんなに怖いところじゃないですよ」と伝えたいと思います。

「なぜもやもやしているのか」を分解し、整理するのが、カウンセリングで行う大きなことのひとつだと思っています。自分の中でも言葉になってない状態を、カウンセリングを通して「どういうものなのか」「いつからなのか」「思い当たる何かしらはないのか」というように、カウンセラーと一緒に深めていく。時間をかけて、はっきりはしていないけれどご自身の負担になっていることを、少しずつ明確に言葉にしていく。それがわかるようになると、ご自身の中でも、考え方の方向性が立てやすくなることがあると思います。

もやもやは、感じるその人それぞのパターンが決まっていることがあります。そのため、カウンセリングなどで何度か向き合うと、自分の考え方のクセや傾向がなんとなくつかめてくる人も多いです。そうすると、もやもやしたときに「自分に何が起こっているか」がわかるようになってきて、何か問題が起きたときも余裕を失わないですんだり、混乱しにくくなるんです。実際の傷は目で見ればわかりますが、心が傷ついていたり混乱している状態は目に見えないので「もやもやする=自分に何が起こっているかよくわからなくて苦しい」と感じている人も多いと思うんですよね。

カウンセリングは、お金を払って心の専門家と時間の契約をして、安全・安心な場所で自分の好きなように話をすることだと考えます。そこでは「あなたのためだけの時間」を確保するので、自分の話したいことを話しても、話したいことが何なのかわからなくても、あるいは沈黙があっても大丈夫です。大人になると、意外とそういう時間って、なかなかないと思いませんか?

カウンセリングの中でどんなことが起こるかは、人それぞれ。自分の話をするだけですっきりする人、話しているうちに答えが見つかる人、向かいたい方向性が見える人など、様々です。どういうときに行くべきですか?と聞かれたら、たとえば「なんかもやもやする」「カウンセリングに行ってみたほうがいいのかな」と迷いが生じるときに行ってみるのはどうでしょうか。

日本の夫婦家族の課題難題について 


大きなテーマに触れましたが、カップル、夫婦家族の課題は多様です。未婚のカップルなのか、婚姻歴が浅い夫婦なのか、家事や仕事の役割はどうしているのか、子供はいるのか、熟年夫婦なのか、親と子供の関係性を課題としているのか、介護に直面している家族なのか。状況によって様々でありますが、

簡潔に一言でいうと

家族構成や直面している問題が時代とともに変化しているのに、「家族のきずなとかたちはいつの時代も変わらない」という認識が浸透し続けている〟ということです。

モデルケースとして用いられる
標準家族」とは、
夫が働いて収入を得て、妻は専業主婦、子どもは2人の4人世帯。日本では昭和40年代から現在に至るまでこの標準家族をベースに「家族」が考えられてきましたが、この条件に当てはまる家族は、現代では、全世帯の数%に満たないと言われています。

時代が変わると、家族の構成や浮き彫りになる問題も変化することは当たり前のように思えますが、「結婚して子どもを産み、子育てをしていく」ことが〝一般的な家族のかたち〟だと考えている人がまだまだ多くいます。

夫婦家族関係のテキストは、両親だと言われています。自分を育ててくれた親や家族の姿を間近で見てきたからこそ、そのような認識が強くなるのかもしれません。家族は生物学的に当たり前の存在であり、母性があるものだと安易に信じ込んでいる面も強いと感じます。それが根強い母親の役割、カップル、家族間の支配関係へと転化しているケースが多くあります。「私」を捨てた自己犠牲、愛情行為は、一般社会理論では、美徳にも見えますが、自己犠牲を伴う愛情行為は、安易に相手に侵入し支配へと転化します。これは、恋愛も夫婦も親子でも、言えることなのではないでしょうか。行き過ぎた「世話」(ケア)は、有害になるという認識の欠陥が、カップル、夫婦、家族を苦しくさせているのだと思います。
〝家族のきずなやかたち〟は社会情勢や環境によって変化する。
多様化する家族のありかたを受容し、アップデートしていく必要があるのだと考えます。

創業者経営者の課題難題について


創業者、経営者の課題難題、経営者夫婦の課題難題について、インタビュー活動をしてきました。創業者、共同経営者の問題は、恋愛関係、夫婦関係ではないが、お互いにコミットしています。 このCEOとCOOは、多くのカップルが抱える問題と同じ問題を抱えているため、カップル、夫婦家族の専門家である私たちが、問題解決ができることに気が付き、ファウンダーセラピー(創設者療法)運営の動機付けとなりました。詳しくは別のページに記載しています。よかったら覗いてみてください。

実現したい社会

私たちは、集団や、なんらかのコミュニティに所属して生きています。例えば、家族、学校、会社などです。

ル・ボン(フランスの社会心理学者)の言葉に「集団心理学」では、〝各人が個人として獲得してきたものは集団の中ではその輪郭がぼやけ、それに伴い個人の独特さも消え失せる〟とあります。

集団の中では、個人の意見は抑圧されやすい状況が形成されるのです。

日本国憲法 第13条には、「個人の尊重(尊厳)、幸福追求権及び公共の福祉について規定し、人権保障の基本原則を定めている」

とありますが、個人の尊重、人権保障は、カップル、夫婦家族の中にあるのでしょうか。

夫婦家族とは、こういうものだという固定概念から、個人の意見は抑圧されているのではないだろうか。

私たちは、夫婦家族カウンセリングを通し、
どんな集団、コミュニティに所属しても、
社会的抑圧に囚われない、個人の尊重、人権保障ができる社会を目指したいと思っています。

現状とこれからのこと

青山カウンセリングルーム(Aoyama Counseling Room)は、オープンして間もないカウンセリングルームですが、ひとつひとつの問題に誠実に向き合い、来談者様と人生を一緒に伴走できるような、継続貢献ができるカウンセリングルームを目指していきます。

個人カウンセリングの他にも、グループカウンセリングなどを通して、他のカップル、夫婦、家族が、どんなことで悩んでいるのか、体験や意見交換の場所も用意していますので、ご活用ください。その他にも、講師をお呼びし、パートナーシップに役立つセミナーの開催を定期的に行います。詳細は、note、Twitter、Instagram、Facebookなどでお知らせいたします。

私たちが援助できること(他職種連携、援助機関、医療機関、弁護士等の紹介について)

青山カウンセリングルーム(Aoyama Counseling Room)は、夫婦家族カウンセラー、子供心理カウンセラー、臨床心理士、公認心理師のスタッフから構成されています。経験豊かなカウンセラーがカウンセリング、コーチングを行いますが、医療機関ではありませんので医学的診断や投薬などはいっさい行いません。カウンセラーとの人間関係をとおして問題解決の援助をすることを目的としています。よって、必要に応じて、各医療機関、援助機関、弁護士等のご紹介をさせていただきます。

ご予約/お問合せ

パートナーとの関係性に悩み、誰にも話せない、正解がわからない、苦しい、投げ出したい、辞めてしまいたい、と思った時、
もしよかったら、ホームページから
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初回30分は、Freeカウンセリングを承っています。あなたの想いに寄り添えるカウンセラーでいたいです。

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Aoyama Counseling  Room代表
浅野はずみ

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