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過去の産物

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大二病のあの頃から現代までの、つらつらと書き綴った作詩創作集
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2014年4月の記事一覧

[詩]サーキットランナー

 猫は走るよ くたくたになる絨毯  猫は走るよ ソファーはもうめちゃくちゃさ  何故そんな…

[詩]さよならぷー兄さん

 道端死んでいる猫  キジトラ焦げ茶のやせた猫  母が泣いて  抱き寄せるよ、穴が開いた猫…

[詩]焼肉

 ああしゃぶしゃぶなんか 食べたことないけど  網の上でロース豚焼こう  ああすき焼きなん…

[詩]太陽

空気の読めない太陽がいた 乾いている土地のひび割れを見て 「どこまで割れるのか」と思い 自…

[詩]ある太陽の日

ある日、ある曜日の、ある夏 昼間街へ繰り出して 何か寂しいなと思う 別に、恋人・友達いなく…

[詩]DO NOT OPEN THE DOOR!!!

 下向きに生きてきた結果  僕は太陽を見失ったよ  ゼロに成る体だったなら  気楽でいいの…

[詩]さかなの一日

さかなが爆発した ゆるい爆発だ ガスバスガスハツ 僕は紅い実 雲の上 おてもやん あなた青い実 紙幣の上 コワイコワイ 今日は分解 明日も和解 夜には二酸化炭素になって 青葉に吸われるのは その次の日である

[詩]Blue Tears

青い青い涙の如く降り続ける雨 僕は白いケーキと共に雨宿りをする 大通りのアーケード街の屋根…

[詩]足音リヴァーブ

「世界は俺を中心に廻る」って 二十歳過ぎても信じる君が 僕のこと否定するのもわかるが 君の"…

[詩]朝七時のSunshine of love

朝六時に起きる 太陽はまだ昇らない 暗い布団の中で 私は瞬きをする 愛する人よ 夜明け前の青…

[詩]花火の楽しさ

僕の家にはたくさんの花火があった 僕は毎日夜になると、ひとりで花火をしていた ずっとずっと…