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わたしの誇り、私の脳みそ

わたしには、高校生の頃から夢見た職業がある。


それが、助産師だった。


それまでのわたしは、お花屋さん、ケーキ屋さん、漫画家、薬剤師、、

と、幼い頃に1度は抱く夢をみんなと同じように抱いていたし、
薬剤師は、母に勧められて、お給料が高くて定時で上がれる、とかなんとかいう淡白な理由で軽い気持ちで将来の夢だと言っていた。


しかし、ドラマ コウノドリに出会い、わたしは“助産師”という夢を抱くようになった。
それは、現在、大学卒業間際になった今も、何があってもぶれていない。


現在、在学中の看護大学には、助産師になるために、看護師免許が必要だと知ったから入った。

正直、助産師しか視野になかったので、看護師免許を取るための4年間のことはなにも考えていなかった。
想像以上のキツさに何度も何度も心が折れたし、辞めたい、逃げたい、と思ったことも、数え切れないくらいにある。


今はやっと、国家試験合格だけを目指せるところまで来ていて、ホッとしているところ。受験勉強は割と好きな方なので、最後まで、しっかりとやり遂げたいと思う。
(このノートをあたためている間に受験し、見事合格を勝ち取りました😭支えてくれた人ありがとう😭)



さて、本題。

助産師を目指し、大学在学中の4年間では取れないことがわかっていたわたしは、進学を目指し始めた。

4年生に上がるときから、本格的な勝負は始まっていた。このノートでは1年間の流れをざっと書いていきます。

長くなる予感がするので、はじめて目次機能を使ってみる^^ざっとこんな感じです〜↓↓

①まずは、ゼミ決め。


大学には、卒業するために、自分で研究をして、その結果を論文として、まとめなければいけないんですよね、自分で。
恥ずかしながら、わたしは3年生後半に知ったんですけど、、とりあえずこの話は置いといて。

それまで、”研究“と言う言葉は何度か耳にしていたし、看護師は将来やり続けなければいけないと授業で習ってはいたのだけど、研究までするなんて就職後だけだろう、なーんて勝手に思っていたので、“へ〜大変だなあ”くらいにしか受け止めていなかった。

卒業論文の存在を知ってからは、まあ大変。
どんなことに興味があるのか、自分がなんの分野を深めたいのか、そもそも論文ってどんなことを書くんだっけ?読んだことはあるけど、あれをわたしが書くのか、、?とわからないことだらけでとても不安だった。

実際にやってみて、興味のある分野がもちろん周産期で、その内容について研究できたので、とてもたのしかったし、自分が研究に向いているのではないか、という発見もできたので、良い経験になった。


話が少しずれたけど、
卒業論文の担当教員は、同時にSGも兼ねるのでとても重要。SGとはクラスを数人ずつに分けたときの担当教員のこと(たしかスモールグループの略だったはず...)。進路や卒業論文、私生活について等、勉強面だけでなく精神面でもサポートしていただく、いわゆる学校生活におけるパートナーのような存在。
もちろん、相性がいい方が良いし、わたしの場合は特に、進学のこともあるので経験豊富な先生の方が情報を沢山持っていらっしゃるはずなので有利だと思っていた。

わたしの学校は、進学を目指す、進学組(勝手に命名)は、ほとんど強制的に“母性ゼミ”だった。
1人、保健師課程も履修しながらの助産進学組という強者がおり、その子は強制的に保健師課程専用ゼミだったので、進路の相談だけ、母性の先生にしていたみたいです(詳しくは知らないですが...)。

そんなこんなで(?)、無事に母性ゼミに入れたわたし。SGの先生も経験豊富(すぎる)な方で、さらに母性の先生方全員で支えてくださったので、とても心強いパートナーになりました!!!

②進路決め

わたしは元々、助産師を目指していたので、2、3年の時には、どんな学校があるか調べてはいたし、3年生の時に、先生方が助産学校をまとめた資料をくださったので、ある程度目はつけていた。

そして、家に居座る気満々だったわたし(実家暮らし)は、はじめてのSG教員との面談で、家から通える範囲がいいです!とまず言いました(いちばん大事)。
そこで話をした結果、県内と、隣の県の学校を受けることになった。

続いての選択は大学院か専門学校か。

少子化の影響か、助産学校の定員は年々少なくなっているし、学校自体も減ってきているそう。
わたしがいちばん気になっていた学校は、わたしたちの年代から、受け入れ中止になっていた。ここで希望の光が少し、弱まる。

しかし、ありがたいことに、最大5校受けれるということで、希望を持ち直します。
(後に、試験日が被っていて1校受けれなくなり、再び希望の光が弱くなりますが、内部生に圧倒的有利で、先生方の評判もよろしくなかったので、潔く諦めました。)

また、助産学校はとてもとても狭き門で、倍率が基本的に4-5倍あります。推薦枠で受けると、少し受かりやすいと言われていますが、後に書く、志望校の順位を決めた時に、第1、2志望校が推薦がなかったため、最後まで迷いましたが、全て一般枠で受ける決意をした。
それもあり、助産学校に入ることができなかった時のために、就活も並行して行うことに。
助産学校の試験がすべて終わってから、就活をする選択肢もありましたが、わたしの場合、第1志望が12月に試験があり、遅かったので、人気なところや条件が揃っているところが受けられない可能性があったこと、国試直前あるいは国試が終わってからの就活になるので、しんどそうだな〜と思い、先に就活をしておくことにした。


そんなこんなで、わたしは、志望校が決まり、就活も並行して行うことになった。


③オープンキャンパス参加

志望校が決まったら、次はオープンキャンパス。
わたしは受験する学校が明確に決まっていたことと、就活も並行して行っていたため、受験校のみ、オープンキャンパスに訪れた。助産進学1本で行く子たちは、県内外問わず、気になるところは行っていた様子だった。

オープンキャンパスでわたしが注目したポイントを参考までに書いてみる。
↓  ↓  ↓
・寮の有無
通うのはきついと思うとSGの先生から言われていたので一応、確認。
先生方の雰囲気
助産は1年がほんとうに濃密で必ず1回は病むと先輩から聞いたので、先生が話しやすそうな雰囲気かどうか、学生にどう関わっているか等も注目。
・カリキュラム
ほとんど一緒なのですが、たまに独自の講義があるところも。オープンキャンパスの時期は性教育に興味があったので、性教育についてのカリキュラムがあるか注目してました。
・実習先
学校によって大きく異なるのがこの項目。ある学校は県内で、ある学校は遠方実習があるところもあったので順位をかなり左右された項目でした。
・実習時の宿泊先
看護学生でも経験があるかもしれませんが、実習のためにホテルを探すのも一苦労。実習先もずっと一緒というわけではないので、取る日にちも考えないといけないし、お値段もかなりするし、、というので、宿泊先を確保してもらえていて、学校側が少し負担してくれたりするところはかなりポイント高かったです。
・卒業時に取れる資格
わたしは取れるなら取れるだけ一気に資格を取っておきたい派だったので、資格が多いところを探していました。
・学費
わたし自身、大学で国公立に進めなかったことが少し後ろめたかったんですね。助産学科は基本的に200万をゆうに超えます。
なので、大体の値段を計算し、なるべく安いところを考えてました。

そしてこちらについても情報収集
・先輩方の勉強法
助産受験に関しては、だいぶ未知なんですよね。情報が全然ないんです。なので、先輩方に会える学校では、必ず勉強法を聞いていました。

過去問がある学校は、もちろん過去問をゲットすることもお忘れなく。


④志望校の順位決め


オープンキャンパスに行ったら、いよいよ志望順位決め。
③であげたような項目を総合して、順位を決めました。
上でも書いたように、わたしは第1、2志望校が一般受験のみだったため、全て一般入試を受け、試験日が被っていて、志望度の低い学校は潔く諦めました‼️


⑤ひたすら勉強!

志望校が決まれば、あとは合格目指して突っ走るのみ!!!
わたしが大切だなと思ったポイントを共有。

まずは、試験を受けることに関して自分を知ること。成績の伸び方、緊張しいなのか、等。
わたし自身、大器晩成型だったので、すぐに結果がついてこなくても焦ることなく、自分のペースで学習を進めることができた。
また、経験上、本番に強いタイプだと思っているので、当日緊張しても、“わたしは本番に強いから大丈夫!きっと実力を発揮できる!”と、半ば強制に洗脳して緊張を和らげることができた。

また、人間観察が好きなので、試験直前も試験官の人間観察したり、客観的にみんな(学生)緊張してんな〜と思うことで緊張が和らいだ。


次に、自分に合った勉強方法で学習すること
1人でやる方が集中できるのか、友達と一緒にするほうが集中できるのか、いずれにしても、きちんと少しずつ積み重ねていくことが大事だと思いました。また、これは個人的な意見ですが、わからないところはとことん突き詰めることが大事だと思います。
わからないところが出てきたら、まずは自分で調べてみる。それでもわからなければ、先生に聞くようにして、自分が納得してから次に進むと、記憶に残るのでおすすめです。
助産の過去問は解答がないところも多く、自分に自信がなかったため、質問が渋滞し、忙しい先生方に頼るのも申し訳なかったため、友達に聞いていた時期もありました。しかし、納得しきれないところがあったこと、また、わたしが深いところまで気になるタイプなので(笑)先生に聞くようにしました。先生方もとても優しく、わからなかったらいつでも持っておいでと言ってくださったので遠慮なく甘えさせてもらいました^^


そして最後は、自分自身を信じること
これまでの大学生活で、経験してきたことは必ずどこかしらで役に立ってるという経験から、自分自身が選ぶことに対して自信を持つように意識をしました。すると、自然と”わたしなら大丈夫!頑張ろう“と前向きになれました。気の持ちようによって物事はいい方向に進んでくれると信じています(笑)



⑥願書準備

さて、ついに願書の出願、受験という名のレースの最終局面です。

大体の学校は、志望理由を書く必要がありました。ここで、わたしのちょっとした工夫をご紹介。
建学の精神や教育理念等を含めながら書くこと。
そうすることで、この学校じゃないとダメなんだ!という強い思いを1番分かりやすく伝えられると思います。もちろん、その理念等を受けて自分が思い描く助産師像等のどこに当てはまるのかをしっかり伝えることがとても大事です❗️
あとは、必要書類が揃っていることを確認して、期限内にしっかり提出しましょう^^


⑦受験

さて、いよいよ本番です。
前日はしっっっかりと食事・睡眠をとって、翌日に備えましょう。
当日、公共交通機関が遅延することも予測されるので(わたしは1回目の受験で起き、慌てて母に送ってもらいました💦)、時間に余裕を持って出発すること、違う行き方を考えておくことが大事です❗️

そして、朝はしっかりと食べて、頭を働かせる準備をしましょう!
緊張したら深呼吸を忘れずに!これまでの自分自身の頑張りを認めて、全力を出し切ってきてください!!!



助産学科への入学は毎年、難関を極めていっています。学校自体もどんどん減っているし、募集人数も減っています。
新卒で入れなくても、社会人を経験してから入学してきている先輩方も多くいらっしゃいます。

ですが、上に書いたように、助産学生になれる人数は減ってきています。
そのことを念頭において、1校1校の受験に全力で取り組んでほしいなと思います。

助産進学を検討の方々、頑張ってください^_^




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