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プジュルマ 第01回
夜中に目が覚めた。
ぐっすりと寝こんでしまっていた。
一度中途半端に目が覚めてしまうと、寝つけない。
ベッドの上でうつろに目を開けたまま、窓から差し込む光の強弱を眺めていた。
目が慣れてくるとその中に模様が見えてくる。
シミなのか、模様なのか、意味のない図形が一面に広がっている。
身体は疲れ切っていた。昼間に歩き回り、乾燥し、太陽の明るさに魂を吸い取られていた。
太陽が
とにかく今から始める。よーいどんと声がすると走れなくなるから、、じわっとこっそりと。