青少年の本当の味方

 今回は青少年交流・活動センター「さくらリビング」で働く菊池さんと、浜地さんにお話を伺いました。さくらリビングでは、ボランティア活動や社会見学ツアーをはじめとした、あらゆる青少年の活動を支援しています。また、フリースペースが設けられていて、中高生や24歳までの青少年であれば誰でも利用することができます!

 「どんな特性を持つ子でも同じように、子どもが決めたことに手を貸せるように。」

取材するなかで印象に残った言葉です。さくらリビングには発達障害の子、特に目的を持たずに来る子、家や学校に居場所がない子、1人でゲームをしにくる子など、さまざまな子どもがいます。ですが、例えば、何か苦手なことがあるから、これをさせるといったようなことはなく、子どもの意思が尊重されていて、職員はあくまでそれを手助けするという意識なのだそうです。

 さくらリビングは青少年から、さまざまな相談をうけていますが、ひきこもりや発達障害の支援機関や学校という教育機関ではありません。学校の先生は学校に戻ってほしいと思うし、児童相談所は子どもの意思だけでなく、親の話も聞き、判断をすると思います。そう考えると、さくらリビングのような子どもと対等で本当の味方となれる場所は、子どもにとって言いたいことが言える居場所になるのではないかと思いました。

 心許せる友達や家族と同じように、さくらリビングも青少年の居場所の一つとして、もっと普及してほしい!私も一度さくらリビングに伺ってみようと思います。

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