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サスペンスの女王

はじめまして。
yuと申します。

現在から遡って、ひいおばあちゃんとの思い出を書きたいとおもいます。

偶然、私のひいおばあちゃんは有名サスペンス小説家と同じ名前でした。

私が生まれた頃は、3世代が同居していて、いわゆる大家族

祖父母夫妻と曽祖父母夫妻は健在だったので、
ちっちゃいじいちゃん、
おっきじいちゃん、
ちっちゃいばあちゃん、
おっきばあちゃん

と呼び分けてました。ちっちゃい、おっきいは、年齢の若さの違いです。

田舎の家なので、本屋(ほんや)と離れが別々にあり、
おっきばあちゃん夫妻は、離れで寝起きして、3食のご飯は本屋の台所に集まって食べていました

私が3歳になった頃、私の両親とちっちゃいばあちゃん夫妻は昼間仕事に行っていました。

おっきばあちゃんは、私のお守り役でした。
おっきばあちゃんは、ひ孫のお守りをしてくれながら、毎日淡々と家事をします。


障子の「さん」をはたいたり
水道の水をこれ以上ないくらい細く出してお風呂の水を貯めて(当時の水道代節約術)
薪にマッチで火を点けて竹の火吹き棒を使ってお風呂を沸かしたり
七輪に炭火をおこして魚を焼いたり

ひ孫の私は手伝うでもなく、おっきばあちゃんのそばでばあちゃんが家事をしてるのを見ている日常でした。

「お寺いこか」

おっきばあちゃんは、散歩に連れて行ってくれるときにお寺を通る道をよく歩いていました。

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