設定自体はとても面白い『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』

2019年公開映画83本中42位。

設定はすごくよかった。
母の死をきっかけに、単身憧れのパリに乗り込んだ主人公アジャは、
お金がなくて家具ショップのクローゼットの中で寝ていたら、
そのクローゼットがイギリスに向けて搬出されてしまい、
世界を巡る大冒険をするハメに、、、という映画。

原作は『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』
という小説らしい。

そう、設定はよかったんだけどね。。。
僕が勝手にインド映画だと思って、
陽気でダンスしまくりのハッピーな内容を想像してたんだけど、
それとはちょっと違って、、、(笑)
そもそも、インド映画というよりも、
フランス・アメリカ・ベルギー・シンガポール・インドの合作で、
インドオンリーの映画と比べると、そこまで陽気な感じではなかった。

単に主人公が次から次へとトラブルに巻き込まれていくのみで、
あんまり人との対立や己の葛藤みたいなのがなかったから、
全体的にちょっと薄いかなあという印象。

歌も1曲だけだったし、
インド映画らしくもっと陽気にするか、
お笑い要素を前面に出すか、
または去年見た『パッドマン 5億人の女性を救った男』
のように、対立と葛藤が散りばめられていたら、
より楽しめたと思う。

でも96分と尺は短めだから、
サクッと楽しむにはよいかも。

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