アメリカ映画なのに全員アジア人っていうのが新鮮なシンデレラストーリー『クレイジー・リッチ!』

これは最高に面白い映画だった!!
人のプロポーズで初めて泣いたわ!!

ストーリーは王道で、
彼氏がメッチャクチャ金持ちってことを知らなかった女性が、
結婚を前提に彼の家族に会いに行ったものの、
母親や親戚から拒否られたり、バカにされたりしつつも、
奮闘していくという、ちょっと『シンデレラ』なお話。
いや、どちらかというと『花より男子』に近いかな。。。
『花男』よりももっと豪華でスケールでかいけど(笑)

テンポもいいし、笑えるポイントも多いし、
それでいて最後は泣かせるっていう展開がすごく気持ちいい。
ラストのヒロインと彼氏の母親との麻雀バトルとかかっこいいよ!
(麻雀のルール知らないからイマイチわからなかったけどw)

しかし、この映画、何が新鮮かって、
アメリカの映画なのに出ている俳優・女優がみんなアジア人なんだよね。

もちろんこれまでのハリウッドの映画だって、
中国人とか韓国人はいっぱい出ていたけど、
まさか全員がそうっていうのはなかったからさ。
でも別に中国映画でもなければ、韓国映画でもない。

役者さんたちはみんな○○系アメリカ人って感じで、
見た目こそアジア人だけど、育ちはアメリカ。
だからなのか、もうね、完全に外人なんだわ、雰囲気が。

話している言語がネイティブの英語っていうのもあるし、
撮り方がハリウッドっぽいっていうのもあると思うんだけど、
それよりも立ち振る舞いがアメリカ人だなと。
(そんなにアメリカ人のこと知らないけどw)

育つ環境によって全然違うんだね。
そう考えると、「○○人」っていう括りって難しいな。
一般的にアメリカ人って言ったら、いわゆる白人を想定するけど、
今日の映画の彼らは、見た目こそアジア人だけど、
完全にアメリカンな感じだったし、人種の定義が難しいと思った。
(法的な意味ではなく、ね)

アメリカとかでは人種についていろいろ論争が巻き起こってるらしい。
例えば、主人公は中国系シンガポール人という設定なのに、
役者がマレーシア系イギリス人はいかがなものか、とか。
俺は「パッと見わからんし、別に何でもよくね?」って思ったけど、
それは人種による問題が少ない日本で生まれ育ったからなんだろうな。
いろいろアイデンティティについても考えさせられる。。。

今回、出ているのはみんなアジア人だけれど、日本人はいません(笑)
まあ、あんなネイティブな映画話せる役者なんてそんないないしな。。。
ただ、この映画、役者をそのまま白人に置き換えることはできても、
日本人にはできないだろうなと思う。
なんか、、、なんだろう、、、
あの感じ、日本人には出せないと思う。。。

向こうの俳優さん、みんなガタイいいしね。
アクション映画でもないのに筋骨隆々。
ここも日本とは大きく違うなと思った。

今日は外国人のお客さんも多かったけど、
みんな大笑いしてるシーンとか、全然わからなかったわ。。。
作中ではけっこう下品なセリフも多くて、
そこは笑えるところもあったけれど、
やっぱり笑いのツボが違うんだなと思った(笑)

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