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土中環境に思いを馳せて、アナベルの植え替え

カツラの根元のアナベルの調子ここ数年悪く(ひょろひょろ、株に勢いがない)、掘り上げてみて原因調査などしました。

カツラの根が表層にたまりガチガチになっている感じではないものの、掘り上げたりアナベルの根はかなり荒く、細根が少ないように感じました。カツラも根上がりしているので、やはり水が下に浸透していないのではないかと思い、色々と対処してみました。

アナベルの根。立派だが、栄養や水分を吸い上げる細根が少ないようにも。
アナベルの根。ごぼうのような根もあった。こちらは掘り上げ不可。

とはいえ、もう植栽を大々的に変えることはできないし、深く耕すとカツラの根も傷つけてしまいます。

アナベルの荒い根・カツラの根上がりを考慮すると、植栽部全体的に水が浸透していない可能性を考えました。アナベルは水が足りずに太い根を伸ばしてより良い場所を探していると考えられるので、アナベルの根系に水が十分に浸透しつつ、水が通過する仕組みを作る必要があります。(またカツラの根がより深く伸びていく仕組みも必要ですが、今回はアナベルについてまとめます。)

そこで手立てとして、アナベルを全体的に10cmほど高植えにしました。そのままだと土が流れるので水鉢を作ります。

水鉢の溝部分には径10cm程、深さ15〜40cmほどの縦穴を点在させました。縦穴には、枯れ枝、落ち葉、燻炭、小石を入れます。植栽してからある程度経つ場所なので、根がはりめぐらされており、穴もバンバン空けられないので、ドライバーでピンポイントに開けられる点穴も多めに開けました。こちらは、落ち葉とくん炭をいれていきます。

かなり分かりにくいですがアナベルを高植えにしたところです。


絵でかくと、立面はこのような感じ。

 点穴は長さの長いドライバーでグリグリしながら、菌糸の住処になるくん炭と落ち葉を土中深部に送ります。

日照に関しても、やはり当初より周囲の木が大きくなり少なくなっている可能性もあるので、周囲の木の剪定を初冬に強めに行ってます。

さて、アナベルは気に入ってくれるでしょうか。根をかなりさわったので、心配でもありますが‥‥

何かうまく行かないとき、よく考えられるのは、日照や肥料、虫(ネキリムシ等)ですが、あまり思い込まずに観察していこうと思います。

人間の体と同じで、成長や治癒に年数が必要で待つことが手立てということもあると思います。

何か手を加えるのは責任がともないますが、あまり大層に考え過ぎると何もできないし、そこのバランスや悩みます💦アナベルに関しては、挿し木が容易ですし、その辺で気持ち的に保険をかける感じもありますが^^;

引き続き、カツラとアナベルを見守っていきます!!!



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