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人生やり直し研究所㉑〜60代・正しい夢のあきらめかた:カラダの使い方が問題だ!

あきらめ切れずに最後の悪あがき。
シンガー・ソングライターのプロを目指し、62歳から通いはじめたボーカルスクール。その顛末やいかに。

衝撃の身体活用

先日のグループレッスンは衝撃的だった。グループレッスンには全部タイトルがついていて、今日(金曜日)は「楽器になる身体〜ベーシックを身につけよう」でした。

実は同じ先生のグループレッスンを月曜日にも受けていて、その時のタイトルは「人に届く歌を研究しよう」。先生も同じだし、内容とかやること変わるのかなぁ?また同じ様に順番に歌ってアドバイスかぁ。どの曲歌おうかな、な〜んて考えていました。

レッスン開始前の雑談トークが結構長めの先生なのですが、今回もそんな感じ。だけど、その内容が面白くてついつい、自分も話しに乗ってしまいます。

ちなみに、生徒メンバーは自分を入れて3人。一人は25歳で華のあるカワイイ女子。そのままタレントですと言ってもいいぐらい。もう一人はマスクを外さない30代女子。結局20分はいろいろトークでした。

さて、自分の歌唱指導は3番目で、月曜日と同じ曲で望みます。
1コーラス終わったとたんの先生のひと言。「頭がカラダの上に乗ってないんだよね」。

ああ、これホントに悪いクセ。首が前に出てしまいます。普段から姿勢がそうなんですよね。実際、ぜんぜんいい声が出ていないです。

そこで、先生に言われたのが「手を伸ばして手首を組んでそのまま歌ってみて」。言われた通り、非常に窮屈な姿勢のまま歌うと、あら不思議。何だか声が楽にでる。この窮屈な姿勢だと、首が前に出ようがなく、自ずと肩と首の線がつながるんですね。

次に「腕で自分の胸を抱えながら歌ってみて」と指示が出ます。つまりこれはファラオの姿勢ですな。これもいい。歌いやすい。

要するに、カラダの前ばかり使ってしまって、背中側が全然使えてないので、あえてカラダの前面を使えないように封じ込めることで、背中側を使わざるおえなくしてるんですね。

さらに「すこし前屈みで歌ってみて」との指導が入ります。これもいい。段々なれてきたせいもあるけど、どんどん良くなる。次に、前屈みで歌ってから、普通の姿勢に戻るパターン大丈夫、普通の姿勢でもいける。

この一連の指導は衝撃でした。背中を使おうと力を入れて背筋を伸ばしいたのが逆効果だったのか!なんだか歌うのが楽しい。しかも、先生がコード符でピアノで伴奏してくれので、これが気持ちいい〜。

思わず先生に「ピアノで伴奏してもらうと気持ちいいですね!」と言っていまった。

最後はイスに座って、肘を膝に乗せてうたってみる。これもいい。いや〜、衝撃だ。自分のカラダってわからないものだ。目から鱗だ。

多様なアプローチ

実はその1時間前に担任のI先生にしっかり30分発声トレーニングしてもらっていたのですが、どうやったら自分良い状態を作り出せるかが今ひとつ掴めなかったので、なんか全く違うアプローチを教えてくれてよかった。

そうだ、タイトルは「楽器になる身体」だったな。月曜日は歌唱指導だったけど、今日はカラダ使いだった。確かに、タイトル通りの中身になっていました。

レッスン、毎回発見があります。歌唱は奥が深いや。

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