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人生やり直し研究所〜60代・正しい夢のあきらめかた⑦サビの研究

あきらめ切れずに「最後の悪あがき」
シンガー・ソングライターのプロを目指し、62歳で初めて通いはじめたボーカルスクール。その顛末やいかに!

楽曲分析をしてみる

Aメロ、Bメロ、サビを3つずつ作ってくるという宿題。正直、Aメロはどんどん出てくるんですよね。鼻歌をふふふん、と歌っていると、ちょっと良い感じのメロディーが浮かんできます。

それをスマホに録音して曲づくりのネタにするわけですが、私の場合、ザビやBメロが自然に浮かんでくることはあまりありません。気に入ったAメロを起点に、Bメロやサビを「ひねり出す」のがいままでの自分の曲づくりの基本でした。

今回も、なかなか、サビが思いつかないので、自分が好きな楽曲がどんな「Aメロ、Bメロ、サビ」の構成になっているかを改めて研究することにしました。となると、やはりJ-POPの王者、ミスチルですよね。

数あるヒット曲の中から、特に大好きな「未来」と「HANABI」を選び改めてちゃんと聞いてみます。

存在感のあるBメロと、独立したサビ

まずは「未来」

Aメロは2つのコードが繰り替えし出てくるブルースっぽいリズムとつぶやくようなメロディ。
BメロはこのAメロからはまったく連想できない、伸びやかなメロディに
♪生〜きてる理由〜な〜んて無い、だけど死に〜たく〜もない♪
という、超絶インパクトのある歌詞がのっかります。

正直、この曲の神髄はこのBメロと歌詞にあるのではないかと思います。もの凄く多くの人が共感できる言葉です。

そして♪生まれたて〜のボーーくらの前にはただ♪と高低差のある旋律のサビ。

いやぁ、この展開あり得ないですよね。これ。ホントに「Aメロ、Bメロ、サビ」を別々に作って、ある意味、無理矢理くっつけたような感じです。

詞のストーリーもAメロは状況描写、Bメロは心情の吐露、サビは未来に向けての決意表明。それぞれの間にはけっこうジャンプがあるよな〜。サビの最後にヒッチハイクという文言が来てAメロにつなげていますが、こんな展開の歌詞はそうそうないですね。
やはり櫻井君すごい!

HANABIももの凄くBメロが効いてますよね。

♪一体どんな理想を描いたらいい?どんな希望を描いたらいい?答えようにないこの問いかけは日常に葬られてく♪
の歌詞も、ほとんど全ての人が共感しそうな心情の吐露です。

この曲の1コーラス目は
Aメロ→Bメロ→Aメロ→サビという少し変わった展開ですが、サビの手前に歌詞なしのつなぎのフレーズが4小節入り、楽曲のなかでサビが完全に独立した存在になっています。

そして「未来」も「HANABI 」も、Aメロはあまり派手さのないメロディーになっていて、Bメロとサビが際立つようになっています。

あ=、こんな曲を作ってみたい!ホントすごい。

分析の結果、以下に三つにとり組むことにしました
① クセでAメロから作るのをやめる。
② 心情を吐露するようなインパクトあるBメロをつくる
③ 独立したキッパリとしたサビをなんとか生み出す

あとはやるだけです。

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