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【パチスロ批評】業界人”激推し”の注目作が超絶ゴミ台だった件

業界人が推しているからといって面白いとは限らない

ここ数年間で、業界系YouTuberや同インフルエンサーが一気に増えました。ワタシもよく拝見しており、特に好きなのはパチンコメーカー・Daiichiの開発者さんが出演するYouTubeチャンネル「だいいち!」。「オリジナルの目押しマシンを作ってみた」「〇〇を改造してみた!」など現役の開発者だからこそできる企画が非常に面白いです。

さて、本題ですが、その業界系YouTuberの中にはホール関係者の方も当然いらっしゃって、とある覆面系YouTuberで有名な方は歯に衣着せぬ物言いで高い注目を集めています。

その方は、よく最新台の機種評価や過去のクソ台などをピックアップして紹介しているのですが、その中である機種を絶賛していたのです。それが、今年3月にリリースされたパチスロ「デビルメイクライ5」です。

その業界人は、実際に試打した感想として「通常で久しぶりに回せる液晶付きの6号機に出会えた」とべた褒め。さらに予定導入台数が8000台であることについて「(この台数だと)案件パンクしまよね」と即完売を予期しつつ、「打った感じだとパンクしてもおかしくないぐらい出来が良かった!」と太鼓判を押していました。

先述した通り、この業界人は忖度しない辛口ジャッジで有名。そんな方がこれでもかと褒めているとなれば、よっぽど面白いか、あるいはメーカーからお金を貰っているのかのどっちかでしょう。

業界人が”激推し”していることはもちろん、本機は昨年のヒット作「バイオハザード7 レジデント イービル」をリリースしたアデリオンが手がけただけに、ファンの期待は非常に大きかったのですが……実際に登場すると、ネット上ではバッシングの嵐で、今では閑古鳥が鳴いているホールも多いかと思います。

通常時は、ある種のカロリー消費タイム

実際にワタシも打ってみましたが、通常時の周期システムに対してとんでもないストレスを感じ、終始貧乏ゆすりが止まらなかったです。これをずっと打ち続けたら多分激ヤセします。

1周期目はニコズショップからスタートするので色々と優遇されるのですが、それ以降がとにかくきつかった……。特に、AT当選のメイン契機となる「デビルバトル」のラスボスを何度もループしたときは本当にブチギレそうになりました。

この「デビルバトル」が、周期抽選+小役によるバトル抽選、あるいは周期ゲーム数の短縮機能などあればよかったのですが、そのようなシステムなどはなく、負ければまた100G間の周期を回さなければなりません。周期中は、ボス戦を有利に進めるためのバトルゾーン「エンカウントバトル」へ頻繫に突入&成功させる必要があり、これがうまくいないとバトルで敗北→また周期100G…という地獄のループが始まるのです。

特化ゾーンのレベルがクソだとどうしようもない

AT突入時は、基本的に枚数上乗せの特化ゾーン「スペシャルデビルタイム」からスタート。3種類の対応役を引ければ継続するSTのようなシステムなのですが、内部レベルが低いとSTの基本ゲーム数が少ないので伸びない&すぐ終わる可能性が高いです。なので、ここでいかに高レベルの特化ゾーンを取れるかがかなり重要。もちろん、レア役=STリセットなので小役のヒキも大事です。

その特化ゾーンで上乗せ枚数が200枚に到達すると、DMCボーナスが確定、終了後はメインAT「デビルラッシュ」へ突入という流れ。そのデビルラッシュ中もスペシャルデビルタイムの抽選を行っているのですが、その抽選は成立役による規定ポイント抽選なので、スペシャルデビルタイムでまとまった上乗せができないとほぼ駆け抜けてしまいます。

繰り返しになりますが、初っ端の「スペシャルデビルタイム」のレベルと小役のヒキが超重要で、ここで何もできなければ、苦労して入れたATもあっという間に終了……。

その上、2400枚完走率は特段高いというわけでもなく、AT終了=有利区間リセット後はニコズショップに突入というちょっとしたオマケ程度の恩恵しかありません。これで再び打ちたいと思えますか?思いませんよね? 「い~や、俺なら打つよ」という方は、大してご褒美をくれないドケチ女王様を想像してください。いくら貴方が超のつくドMだとしても、ごくたまにしかご褒美をくれない飼い主に懐こうなんて思わないでしょう。

「バイオ7」がヒットした影響で、前評判だけはよかった「DMC5」。個人的には「バイオ7」もそこまで好きではなく、特にAT中の出玉操作(いわゆる1300枚の壁)に嫌気が差してしまいます。相性は抜群なんですけどね(笑)。

まあ、先日発表された「バイオハザードRE:2」は今話題の6.5号機仕様だと思われるので、少しだけ期待して詳細を待ちたいと思います。では。


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