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【パチスロ批評】モザイクだらけのスペックだけど…それがまたイイ!

ベールに包まれたマイナーメーカーのマニアック台


突然ですが、皆さんはAVで自家発電する際に「モザあり」と「モザなし」の作品、どちらを優先的に見ますでしょうか?

ワタシは断然後者なのですが、たまに「モザあり」の作品を無性に見たくなる時があります。大好きな女優さんの作品が「”モザあり”しかないから」というのが一番の理由ですが、それ以外には「想像力が搔き立てられる」というのも見たくなる要因のひとつです。

特に、中〇し系の企画物は”モザあり”だからこそ作品の魅力が引き出されると思っています。なかでも、「スゴテク」「ファン感謝祭企画」といったシリーズは自分が素人出演者かのような妄想ができますし、童貞筆おろし系に関しては謎の高揚感が味わえます。そしてなにより、99%の作品がゴムありのヤラセだという現実を、鉄壁のモザイクたちが見事に隠してくれるのです。こいつらがいなかったら、ここまでAV業界が発展することはなかったでしょう。

さて、AVにおける”モザあり”の素晴らしさをご理解していただいたと思うので本題に入りたいと思いますが、先日、ヤーマからリリースされた6.5号機「シリウス」を打ってきました。

スペックは疑似ボーナスの連チャンで出玉を伸ばしてくAT機。本機のセールスポイントである「シリウスモード」は、実質約83%でループするボーナス高確率ゾーンとなっており、突入すると2セット毎にモードの継続抽選が行われます。

なので、連チャン回数は2、4、6…必ず偶数セットになるのが特徴的。たとえば「7連(移行前のボーナスは除く)すれば8連まで確定」とった感じで、ちょっとした安心感も兼ね備えています。

内部状態がほとんど分からない魔性のゲーム性

すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、本機は「どれを起点に連チャンモードがスタートしたのか」「連チャンモード中のボーナスか否か」など、滞在中のモードが一切分からない仕様となっています。

筐体から得られる情報は「出目」と「告知演出」と「ボーナス終了後のバックライト(設定推測要素)」のみ。後はメーカーから公表されている基本スペックだけです。

同じ連チャンタイプの『沖ドキ』や『チバリヨ』には天国濃厚の演出が搭載されていますが、『シリウス』に関しては一切なし。早いゲーム数で当たれば連チャンモードにいるかもしれない……というボーナスの軽さでしか判断できないのです。それはもちろん、予想であって確定ではありません。

ちなみに、シリウスモード中の天井G数は200Gとかなり長め。ただ、同モード中のボーナス確率は1/69.8or1/39.1なので天井に到達することはあまり多くありません。

一見すると、クソなげえ天井だな、終わりならさっさと終わらせてくれやと思うことでしょう。しかし、この長い天井Gも本機のキモなんですよね。

内部的には通常モードへ転落していても、この200G間で引き戻すことは十分あり得るわけで、そこから再び連チャンモードへ移行することも当然あります。この一連の流れが分からないプレイヤーは「まだ連チャンモードにいたのか!」と”良い意味”で勘違いすることになるのです。

逆に、たとえば8連チャン目で通常モードへ転落し、たまたま早いゲーム数で当って「よっしゃ、9連チャン!次回も確定や!」と安心しきっていると、あっさり200Gの天井を抜けてしまうことも……。

いつ終わるか分からないボーナス連、そもそも連チャンモードに滞在しているどうかも分からない。そのゲーム性はまさに魔性の女といえるでしょう。良くも悪くも脳内を引っ搔き回してきます。

筐体の中では何が起こって、何が行われているのか……昭和のAVを彷彿とさせるモザイクの濃さで、貴方の妄想力を刺激すること間違いなしです。



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