日本アイスホッケーの歴史(4)

2012-13シーズンも同じ7チームによるリーグとなる。
レギュラーリーグは王子イーグルスが2位に22ポイント差をつけて、首位を独走。東北フリーブレイズ、日本製紙クレインズ、アニャンハルラがプレーオフに進出する。
プレーオフファイナルには王子イーグルスと東北フリーブレイズの対戦となり、3勝1敗で東北フリーブレイズが実力での初のチャンピオンを勝ち取る。
創部4年での単独優勝は最短記録となった。

2013-14シーズンは2018冬季五輪の開催のために韓国チームの体制強化が図られ、新たに軍のアイスホッケーチームを母体としたデミョンサンムがリーグに参加。日本4チーム、韓国3チーム、中国1チームの8チーム体制。6試合総当りの1チーム42試合でも開催となる。
このレギュラーリーグも王子イーグルスが110ポイントと独走し、2位には初参加のデミョンサンムが78ポイントと活躍、3位日本製紙クレインズ、4位にHigh1となり、プレーオフ進出。
プレーオフファイナルでは王子イーグルスと日本製紙クレインズの参戦となり、日本製紙クレインズが3勝1敗で5シーズンぶりのチャンピオンとなった。

2014-15シーズンはロシア極東から10シーズンぶりにHCサハリンが参戦。リーグは9チーム体制。各6試合総当り、1チーム48試合開催と史上最大の開催規模となる。レギュラーリーグはアニャンハルラが2位のHCサハリンに8ポイント差をつけての1位。東北フリーブレイズ、王子イーグルス、High1がプレーオフに進出する。日本製紙クレインズがアジアリーグになってから初のプレーオフ進出を逃す結果となる。
プレーオフファイナルはファーストラウンドでHigh1が王子イーグルスを下すというサプライズがあり、決勝では東北フリーブレイズが3連勝でアニャンハルラを下し、チャンピオンとなる。

2015-16シーズンも同じ9チームが参加。レギュラーリーグはアニャンハルラとHCサハリンの争いとなり、1ポイント差でアニャンハルラが1位。首位に26ポイント位の日本製紙クレインズが3位、以下王子イーグルス、東北フリーブレイズ、HC栃木日光アイスバックスまでがプレーオフに進出。
プレーオフファイナルではアニャンハルラとHCサハリンの戦いとなり3勝2敗でアニャンハルラが初の単独優勝を果たす。

2016-17シーズンはHCサハリンはPSKサハリンへ改称。またデミョンサンムはチーム体制変更のため、デミョンキラーホエールズとなる。
レギュラーシーズンは前年同様にアニャンとサハリンの2強の構図隣、日本4チームが後を追う展開。
プレーオフも前年と同じ6チームが進出するが、ファイナルではアニャンハルラが3連勝でPSKサハリンを倒し、2年連続チャンピオン。韓国の強さは外国人登録のハンデがあるとはいうものの、オリンピック開催に伴う帰化選手の強化もあり、日本を超えてきたと言える。

2017-18シーズンは中国のチャイナドラゴンが撤退。8チーム体制となる。またビョンチャン冬季五輪開催のため、各チーム4試合総当りの1チーム28試合制と変則シーズンとなる。
レギュラーリーグではPSKサハリンが初の1位。アニャンハルラが2位となり以下、東北フリーブレイズ、HC栃木日光アイスバックス、王子イーグルス、デミョンキラーホエールズ、日本製紙クレインズ、High1の順位となる。
プレーオフは王子イーグルスまでの5チームで争われ、ファイナルではアニャンハルラが3勝1敗で王子イーグルスを退けリーグ3連覇隣、韓国チームの黄金時代となった。

つづく

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