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隣近所の名前と顔がわからない時代

1,2,3,多~~!
多馬力コーディネーターのマークなかじまです。
皆様はどのような住居にお住まいでしょうか?
一戸建て?マンション・アパート?シェアハウス?
様々な形態の住居がありますよね。

先日、こんな話を聞きました。
マンションの掲示板に「挨拶はしないように」って
貼ってあったって話。
知らない人に話しかけられてもついていかないようにってのは
よく言ったり聞いたりはしますけど、ここまでとは。

隣近所とのご縁が昔よりも薄くなってきているわけですが
日本には【結】と呼ばれる考え方がありました。
集落の住民総出で、共同作業を実施するというような考え方。
例えば、かやぶき屋根の葺き替えをする時に協力し合うとか。

災害時には協力し合える日本人

私が住んでいるのは茨木市ですが、数年前に大きな地震がありました。
住まいに大きな被害はありませんでしたが、ガスが一週間ほど止まりました。
周辺のスーパー銭湯が使えるとか、自衛隊の方々が支援に来られたりなど
こうやって助けがやってくるのは日本人の良いところだなと感じた次第

縄文時代の集落というのが原点になっているのでは?って思っています。
自然の中に住まわせて頂くという姿勢で集落を形成し
それでもやってくる自然の脅威。
集落を後世に遺していくためには、自然と協力体制ができあがる。
そんな時代だったんじゃないかと思います。

海外の人たちからすると、日本人のこういう精神性は驚きのようですね。
こういった協力し合える関係性は大事にしていきたいものです。

まさに多馬力を作っていた縄文時代

皆さんは縄文時代がどれくらい続いていたかご存じでしょうか?
諸説ありますが、1万年ほど続いていたと言われています。
縄文時代の後の弥生時代から現代までが3千年ほどなので
縄文時代がどれだけ長かったかというのがわかります。

縄文時代には大きな戦争はなく、平和だったと知りました。
もちろん今ほど人口が多くなかったため奪い合う必要がない
そういう理由もあるかもしれません。

それ以上に、私自身は【多馬力】が成立していたからでは?と
考えています。
万が一、集落の誰かがケガや病気で動けなくなったとしても
他の誰かが食料を調達して来てくれたりする。
小さな子供を置いて、親が亡くなったとしても代わりに
集落の大人たちが子供を育てる。
そんな【多馬力】によって縄文時代の集落は成立していたのでは?
と思いを馳せています。

一人一人の個性や能力も大事にしながら、【多馬力】を構築する。
これまでの考え方に囚われすぎずに描いて行きたいと思っています。

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