マガジンのカバー画像

ジジイの遺言書

18
世界中の人の心の中から、妬み、恨み、怒り、不満、不公平感、不平等感、そういった争いの種が一切なくなり、武器もお金も不要な世の中になって欲しい。‥‥‥‥それだけがこのジジイの願いだ…
運営しているクリエイター

#武器のない世界

「ジジイの遺言書-1-」ようこそ!

始めまして、ただのジジイです。 Markey 、あるいはジジイと呼んでください。 親しみの気持ちをこめてくれるなら、ジジイの前に"くそ"を付けてくれるのは大歓迎です。 今でこそただのジジイだけど、まだ幼さの残る中学生のころの夢は詩人になることだったんだ。 でも、詩だけを書いて生きている人なんて世界を見渡してみても誰一人いない。 古代ローマの大詩人、ウェルギリウスの頃なら、お金持ちのスポンサーがついて、広大な土地と立派なお屋敷とお手伝いさんを世話してもらえて、詩だけを書いて

死は少しも不幸じゃない(by 分身主義)

今回は、ジジイに間近に迫っているものの話をしようと思う。 でも、もしあなたが若い人であっても、幸福に生きるためには避けていてはいけない大事な話だよ。 (この記事は読むのにおよそ40~50分くらいです。コーヒーなどをご用意してゆったりとお読みください【18.206文字】) 人間がこの世に生まれた瞬間、誰もが同時に背負うことになる「死」の話だ。 「死」と聞いて、あなたはどのようなイメージを持ちますか? ちょっと眉間にしわを寄せてしまった人もいると思う。 でも、生まれた瞬

個人主義の幕切れは近い(愛すべきモンスター by分身主義)

記念すべき第一回目の「愛すべきモンスター!」は、絶対に阿部謹也(あべ きんや)分身さん(1935年 - 2006年)と決めていました。 と言ってもあんまりご存じない方が多いと思います。ジジイもNHKの『こころの時代』で紹介されるまでは知りませんでした。 (この記事は読むのに30分ほどです。コーヒーでもご用意してゆったりとお読みください。【16.676文字】) ドイツ中世史の第一人者の歴史学者であり、一橋大学の学長でもあった彼をクローズアップして、次のようなタイトルで放送さ

人間には自由意志がないと知った時、、、(by分身主義)

人間には、自分自身で、なにやら「意志」というものを自由に生み出す能力があって、その能力に従って自分の行動を決定することができると誰もが信じてきた。 つまり、人間には「自由意志」があると思われてきたよね。 だけど科学ではもはや、人間は自分の「自由意志」なんかで行動していたのではなかったという結論に到達しているんだ。 つまり、今ジジイがこのnoteに書いていること自体、自分の自由意志なんかで書いているのではないということになる。 それだけでなく、ジジイの全ての思考、全ての行動

僕たち人類の起源(by分身主義)

30歳代後半くらいから、ジジイは突然、科学を勉強し始めた。若いころからずっと「自分探し」をしてきたんだけど、それまでの文系的な取り組み方では限界を感じたからだった。 普通の「自分探し」というのは、自分の性格や適性などを知って進路決定や職業選択や自己実現などの拠り所にするためにするものだけど、それらは「自分探し」というよりも「自分らしさ探し」と言うべきだと思う。 それらは多分に「個人主義的」な自分探しだと思う。 海面からほんの少し姿を見せている「氷山の一角としての自分」だ

「精神疾患医療」の勘違い(by分身主義)

「うつ病」という恐~い病気があるよね。 現代、この病名を知らない人はモグリの人間だと言ってもいいくらいに、現代人に浸透している言葉だ。 一時的な抑うつ感を経験したことのない現代人など一人もいないだろうから、誰でも罹(かか)ってしまう可能性があるにもかかわらず、実は、自殺にも直結する侮(あなど)れない、こわ~い「病気」でもある。 現に、日本では多い時には年間3万人以上もの人が自殺しているらしいけど、その背景にはうつ病が関連していると推測されているらしい。当たり前だよね。死の

📌分身主義とは

2003年5月13日、その日、彼はユートピアへ至る扉の前に立っていました。ついに、子どもの頃からの夢が実現したのです。 科学が語ってくれた「分身主義(bunshinism)」という物語が、彼をその場所に導いてくれたのです。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 彼は、我々人類を産み育んでくださった自然界様に、科学を通して教えを乞いました。科学という学問だけが、自然界と唯一通じていると直感したからです。 科学は、誰もが認めるように、この自然界の法則を発見し、自然界で機能するたくさんのモノ

📌個人主義からの脱却、そして分身主義へ

小学生になった頃、父は、屋根に上るためのはしごの使い方と瓦の歩き方を教えてくれた。 その日から、時々、屋根に上って遠くまで見渡せる街並みを眺めて高揚感に浸ったり、時には燃えるような夕日を眺めて感傷にふけったり、寝転んでいろいろなことを空想したりした。 青い空、透き通った空、静かで永遠を感じさせる空、平和で争いのない空がそこにあった。明るい希望に満ちた未来が待っている気がした。 その後出会う大人たちは、僕にたくさんのことを教えてくれた。 それはみんな嘘だった‥ 他人の物

📌真の科学とは何か?(by分身主義)

残念なことに、科学者と言われる人たちでも、「真の科学」とは何かをよくわかっていない人がたくさんいると思う。 科学に「真の科学」も「真じゃない科学」もあるわけないと思われる方もいるだろうけど、自然界に教えを乞う謙虚な学問だったはずの「科学」が、あまりにも間違った理解をされている。 今言った「科学者」というのは、大学で専門的に科学的な分野の学問を学んできて、その後もなんらかの形でその研究を継続している人たちという意味で言っているんだ。 だから、企業の研究部署や大学の研究室

どうして自分を愛することが世界を平和にするの?(by分身主義)

(今回の記事は「自分を愛する=自己愛」は、とかく利己的に振る舞うイメージがあり良くないと思われているけど、そうではなくて自己愛が世界を平和にすることも可能だという話です。でもそれは分身主義だからできる‥‥というオチです) 今でこそジジイだけど、もちろん若くてバリバリ働いてた頃もあったんだよ。(^-^ ) バリバリ働いてたと言っても、それは収入を得るための仕事の話ではなくて、少しもお金になる仕事ではなかった方の話なんだけどね。(収入を得るための仕事も、もちろん手を抜かずには

錯覚の自我から解放されよう!(by分身主義)

ジジイは、いつも心のどこかでお金を嫌って生きてきたせいで、当然のことながらお金にも嫌われてしまって、世間的に見たらみじめな末路をたどることになってしまった。 だから、以前言ったように、ジジイ夫婦は10年後くらいには貯蓄を使い果たして餓死するかもしれない。でもそのことは二人でちゃんと話し合ったし、樹林墓地も用意してあるので全然かまわないんだよ。 むしろ自分の人生らしくて気持ちは清々しいくらいなんだ。 友達だってもう何人か亡くなっているので、自分はもう十分生きたって気持ちも

書かなければ生きれなかった

ジジイが若いころ書いた4つの小説(有料)と、40歳過ぎに世界平和を願って書いた7つの小説(無料)を、これまで自分のホームページで公開してきたんだけど、今回、ホームページをたたむと同時に、それらをここ(note)に移す作業をしている。 今回、若いころ書いた4つの小説の中の1つ『レフュージ(水たちの帰る場所)』がやっと移し終わった。 これは、まだ二十歳代の頃に書いたものだったと思う。 よかったら読んでみてください。 そんな作業のさなか、作品を読み返しているうちに、ふと「文学作

人類が絶滅の危機を乗り切るには‥‥(by分身主義)

人類が出現して現在に至るよりも、ずっとずっと長い年月繁栄を続けていた恐竜たちが絶滅したのは、今では巨大な隕石説が有力のようだけど、ジジイはウイルスのせいじゃないかと、かなり前から仮説を立てていたんだ。 人々は恐竜の巨大さに圧倒されているけど、彼らを絶滅させたのは巨大な隕石ではなくて、実は小さな小さな目にも見えないウイルスだったんじゃないか、というのは十分考えられることだよね!?  そこで、今回のウイルス騒動が起きた時に、真っ先に友達に「もしかしたら人類絶滅の前兆かもしれな