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新一万円札の顔に内定している渋沢栄一(1840~1931)は、約470社もの企業の創立や発展に努めました。その講演集をまとめた『論語と算盤』を読むと、もう100年以上前、日本に資本主義が入り始めた頃から、ESG投資と同様、持続的成長の精神を渋沢栄一が唱えていたことがわかります。 『論語と算盤』は、間にある「と」が大事、とは栄一の玄孫の渋沢健さんの解説。「論語」とは道徳、「算盤」とは経済を指します。「と」によってこの二つが並列であることが示されているのです。そのエッセンス