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【マーケティングトレース】今週(12/30)のマーケティング思考力を鍛えるのに参考になる記事4選

こんにちは!
トレース編集部より、今週(12/30)のマーケティングトレースに役立ちそうな記事をご紹介いたします!

参考までにご覧ください。


①コインロッカー革命へ「ecbo cloak」がJRやメルカリとタッグ、1万店舗への導入と配送サービスの実現目指す

今ものすごい勢いでサービスを拡大させている「ecbo」。こちらはJRやメルカリとの提携についての記事です。

ecboのビジネスをSTPで見てみると

S:荷物置き場に困っている外国人観光客
  店舗の空きスペースの無駄を解消したい(ないしは、店舗売り上げを拡大させたい)店舗経営者
T:「手軽に、安心して」荷物を預けたい、顧客を得たい人たち
P:クロークサービスを中心とした3方をつなぐマッチングサービス

※・ユーザーはコインロッカーを探す手間が省ける
・店舗は手数料と集客に繋がる
・ecboは仲介手数料が入る

ビジネスモデルが非常にシンプルにも関わらず、3方それぞれにメリットがあり、今後のオリンピックに向けて、ますます導入が促進されるであろうサービスだと思います。

②オムニチャネル構築の最先端事例世界で最も優れたカスタマージャーニーを構築した空港とは!?

顧客体験の向上を追求したマーケターにとってとても勉強になる事例でした。特に大量の顧客データを扱うマーケターは「シングル・カスタマー・ビューの構築」について悩みを変えたことがあるのではないでしょうか。

大量の旅行客の買い物、移動、旅行などの空港内で観測できる全てのデータをCRMで全てを統合。そのための最新技術の導入や、手に入れたデータを活用してキャンペーン(シナリオ)を描き、ニュースレターなどでLTVを拡大させる施策など、この規模で実現させてしまうところがすごいなと思いました。

カスタマージャーニーを描いて、それをどう実行していくのか、をトーレスしてみると面白い記事。

特に、空港内の消費活動において、すべてに共通するKPIを定めておき、
そのKPIを元に蓄積したデータを活用して、顧客レイヤーごとに違うジャンルの商材・サービスを提案したり、店舗間の流動を促す施策はKPI設定のいい例でした。


③飲食店が潰れない世界をつくる!favyの「サブスク」モデルの真価

飲食店で「サブスク」モデルを導入して成功している事例です。

飲食店で「サブスク」モデルを活用するメリットは

1.潤沢なキャッシュが先に入る(初めからキャッシュフローが安定する)
2.食材の廃棄ロスがない(食材に原価を掛けられる)
3.会員に対してきめ細やかなサービスが提供できる(LTV《Life Time Value:顧客生涯価値》が向上する)
4.会員が来店する動機が明確(集客しやすい)

特にキャッシュが安定して入る点は非常に魅力的。ただ、サブスクモデルで獲得した会員をしっかりと次のステージにつなげていく仕組み・分析(マーケティング視点)がないと宝の持ち腐れですね。


favyのマーケティングで優れている点は、獲得した会員の購入履歴や来店頻度などのデータをためておくことで・・
→そのデータを活用して新しいメニュー、イベント、店舗の計画を立てる
→それをターゲティングした会員へ告知してさらなる購入につなげていく
→顧客満足度を向上させ、継続的に購入してもらう関係性を構築する

単純な広告でのマーケティング活動ではなく、飲食店経営の中にもデータ・ドリブンなマーケティング視点を用いることで、まだまだ伸びる余地がありますね。


④ズボラ旅、ママリに学ぶ、サービスブランディング

CI(コーポレートアイデンティティ)デザインについての考え方がをまとめた記事です。
世の中には類似するサービスが競合引き締めあっており、その中でもユーザーに使ってもらうために(長く)、サービスのブランディングを行い、親近感を持ってもらったり、サービスをまた使う動機を醸成することは非常に大事なこと。

特にスタートアップ事業に関しては、ユーザーは初めはほとんど興味を示さないので、振り向いてもらうために、一貫したコミュニケーション戦略とブランディングが重要になってくる。

CIデザインでは
・企業の思想、理念を汲み取り、それをデザインで表現する
・そのデザインをもとにサービスそのものインタフェース等もデザインしていく
・ユーザーの声を積極的に取り込んで、ひとりよがりなブランディングを行わない


以上


トレース編集部 二瓶よりお送りしました〜。それでは良いお年を〜


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