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ChatGPTを"コンサル的"に活用する〜教室編〜

ご自宅を教室にして得意分野を近所の人に教える「教室」ビジネス。副業時代ですから、会社勤めと先生業の二足の草鞋の方もいるでしょう
今回は、スモールビジネスの中でも教室をご家庭で行われている方に向けた例をご紹介します。事例としてピアノ教室を挙げましたが、学習塾料理教室大人向けの生け花の教室など様々な習い事にも参考になるではないでしょうか。
このような業種がコンサル業を雇うことは基本的にないでしょう。だかこそ悩んだ時にはChatGPTに相談するのも一つのアイデアと言えます。

今回のお悩み

(架空の企業のお話です)

<企業名>
・ABCピアノ教室

<ビジネス内容>
・現在の生徒:30人(うち音高受験と音大受験をする生徒が年に8人)
・ターゲット:近所の子ども(幼稚園〜)、大人は対象としていない
・月謝:一般10,000円、音高受験生・音大受験生向けレッスン20,000円

<現状の問題と補足>
・問題点:少子化、両親の共働き、物価高などを理由に、新規の入会が減少。また音高受験生と音大受験生も減った。ピーク時は20年ほど前で、80人(うち音高受験と音大受験が20人)教えていた。
・補足:現在大人向けにはレッスンを行っていない。
  理由1:私自身、子どもの方が得意だから
  理由2:近所に安いが評判の悪い大人向け教室があるため

<解決したい問題と予算>
・売り上げを生徒が80人いた頃までに戻したい。
・販促をやってみたい。だがSNSやブログが得意ではない。
・予算は30,000円程度。

 このような悩みのある企業は、どのようなことをChatGPTに相談すればいいのでしょうか。

質問事例

 2つの質問方法を事例に取り上げてみましょう。質問例1と質問例2のどちらがいい質問だと思いますか?

<質問例1>
私は自宅でピアノ講師をしています。最近、少子化や物価高などがあり、生徒は20年前の半分以下に激減しました。更に、稼ぎ頭である音高受験生と音大受験生も激減。このままでは将来が心配なので、売り上げを増やしたいのですが、どうすればいいでしょうか。

<質問例2>
私は自宅でピアノ講師をしています。生徒は幼稚園児から高校生まで30人います。うち音高受験と音大受験をする生徒が年に8人ほどいます。
近年、少子化と両親の共働き、そして物価高などを理由に、新規の入会が減りました。そして私の住むエリアから音高受験と音大受験をする人が年々減っています。20年ほど前、多い年には生徒が80人ほどおり、うち音高受験と音大受験が20人ほどいました。
月謝は10000円ですが、音高受験生と音大受験生向けレッスンは20000円です。
現在のところ、大人向けのレッスンは行っておりません。なぜなら私自身が子どもの方が得意なことと、近所に大人専用のピアノ教室があるからです。その教室の月謝は5000円と安く、非常に人気です。ただ、レッスンの質も悪く、また安いがために練習をまったくせずに来る生徒が多いという特徴もあります。ピアノ教師の間では不評です。
売り上げを改善したいと思います。以下についてご相談させてください。
1)売り上げをかつての80人規模まで増えるようにするには、具体的にどのような方法を取ればいいでしょうか。幼稚園児及び学生は放課後しかレッスンできませんので、その点の注意は必要です。
2)私はSNSやブログが得意ではありません。パソコンもメールしか使えません。そんな中で、どのような販促方法を取るのが効果的でしょうか。使っていい費用は30,000円程度しかありません。

 どちらの方がいい質問でしたか? 
 質問例1は、概要は記されていますが、具体的な数字がないのでわかりにくいですね。「半分以下」ということなので、大打撃を受けていることは理解できます。ですが規模(例:1000人、50人など)がわかりません。それに対し質問例2は、非常に具体的に問題点が記載されています。
 それではそれぞれ、ChatGPTがどのように回答したのか見ていきましょう。

ChatGTPの回答

 質問例1のやり取りは、以下の通りです。

 「売上を増やしたい」という質問に対する回答はしています。ですが質問する時に、ITスキルのことが書かれていなかったので、1つ目の回答にはオンラインレッスンのことが書かれています。現在のスキルでは難しいものです。
 この回答を読んでいると、音楽教室をたくさん経営している企業に向けてのアドバイスといえますね。例えば、ピアノ専門の先生は、トランペットを教えることはできません。また作曲も無理です。幅広いレッスンを行うためには、それだけ先生を雇用しなければなりません。そもそも「自宅でピアノを教える」という先生は、そんなことをしたいと思っていません。
 結果として満足するものが得られたと言えないでしょう。質問する時に細かいことを書かなかったのが原因といえます。

 では次に、質問例2を見てみましょう。

 こちらは質問事項をまとめてあるので、それぞれに対し的確な回答が得られています。売上を増やすための具体的策、そして販促方法について、予算やスキルを考慮した上で、詳しく書いてあります。これなら「これなら私にもできそう」や「これは近所のA先生と一緒のやればできるかも」など色々とアイデアが広がるかもしれません。

 もし別の案が欲しければ、さらに質問するといいでしょう。ChatGPTは、何度でも快く回答してくれます。

*ご注意ください*
・本件は、ChatGTPの質問事例をご紹介するコンテンツであり、ビジネスコンサルを目的としたものではありません。みなさんのビジネスの改善については、本コンテツを参考にするのではなく、ChatGTPに直接お尋ねください。
・ChatGTPは、古い情報を参照している場合もあります。また誤った回答をすることもあります。戦略を実行する前に、必ず最新の情報と照らし合わせて、戦略を取るか否かご判断ください。
・ChatGTPの表示した結論に対して(事実と異なるなど)、責任は負いません。
・この情報はコンテンツ作成時のものです。

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