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宇宙の歴史が変わる2020/05/27🚀

⚠️悪天候により、米国時間2020年5月30日に延期になりました⚠️

 米国時間2020年5月27日(日本時間28日)、米国のNASAと宇宙開発会社のSpaceX(スペースX)社は、国際宇宙ステーションに向けて宇宙船の有人飛行を行います。これは宇宙の歴史にとっての新たな1ページです。

 アメリカではスペースシャトルの打ち上げが行われていましたが、2011年に引退しました。その後、国際宇宙ステーションへの有人飛行は、ソユーズに頼っていました。今回約9年ぶりにアメリカのロケットでの有人飛行が実現することになったのです。

 宇宙開発といえば、これまでは国の事業でした。SpaceX社は、電気自動車のTesla(テスラ)のCEOを務めるイーロン・マスク氏の会社です。つまり、民間企業のロケット開発会社が有人飛行に挑戦するというわけなのです。同社はこれまで、国際宇宙ステーションへの物資や衛星等の打ち上げは行っていましたが、有人飛行は初の挑戦です。

 NASAは、今回の有人飛行にあたり、Boeine(ボーイング)社とSpaceX社の2社を選定しました。昨年、無人飛行のテストが実施され、SpaceX社は成功しましたが、Boeing社は失敗に終わりました。そして今回初めてSpaceX社が有人飛行を実施することになりました。それが2020年5月27日なのです。(悪天候の場合延期する可能性があります)

 実際の打ち上げに使われるロケットはこちらです。NASAのワームロゴもついたFalcon 9(ファルコン9)ロケットは美しいですね。宇宙船の中も宇宙服もスタイリッシュでオシャレなのが特徴です。

 当日は、Falcon 9 ロケットと宇宙船Crew Dragon(クルードラゴン)が打ち上げられます。SpaceX社のロケットといえば、Falcon 9ロケットの再利用で有名です。何度も繰り返し使うことで、打ち上げコストを下げています

 また、今回打ち上げで使われるケネディ宇宙センター39A発射場は、かつて月への有人飛行が行われたサターンV、そしてスペースシャトルの最初と最後の打ち上げでも使われた場所なのです。そこから今回のロケットが打ち上げられるのです。非常に重要なミッションだということがわかりますね。

 今回成功したら、次は日本人宇宙飛行士の野口氏がCrew Dragonに搭乗を予定しています。ますます目が離せません‼️

 同社の事業は、国際宇宙ステーションに物資や宇宙飛行士を運ぶことだけではありません。世界一パワフルなロケットFalcon Heavy(ファルコンヘビー)も保有しています。そのテスト打ち上げの時のペイロードがTeslaのロードスターでした。打ち上げは成功し、宇宙ではStarman(スターマン)が優雅にドライビング。もしあなたが「車は地球の道路上しか走らない」と思っていたら、大きな勘違いです😱 今すぐ考え方を改めましょう‼️

 他にも、コンステレーション計画🛰も進めています。地球の周りに、衛星をはりめぐらせ、インターネット網を作ります。世界で何社か計画を立てている会社がありますが、同社はすでに420機の衛星(2020/5/27現在)を打ち上げており、順調に事業が進んでいます。今後はインターネットビジネスの世界も変わるということがわかりますね。

 将来は、火星への移住を目指しているSpaceX社。現在、100mを超える高さのロケット「Starship(スターシップ)」の開発も行われています。このロケットは、前澤氏の月旅行でも使われる予定です。また、TeslaのCybertruckは、将来「火星仕様」が登場することもすでに発表されています。

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 宇宙の話となると、遠い世界のようです。日本では、「宇宙の話というとテレビの中の世界だな🤔」と思うものです。しかし、海外ではどんどん開発が進んでおり、その差がますます広がっています。

 今日・明日の自分自身のビジネスに直接関係なくても、時代がどのような方向に進んでいるかということは把握しておく必要があります。もちろん、子供の世代、孫の世代となれば、ますます宇宙はより身近なものになるでしょう。大人の私たちが最新の情報をチェックして伝えていくべきではないでしょうか。

 打ち上げのニュースは、日本のテレビニュースでも放送されることでしょう。そのニュースを見たら「あ、このことだ!」と思うだけで、宇宙について人より一歩先を歩いていると言えるのではないでしょうか🚀🤗

*イーロン・マスク氏のツイッターを引用 @elonmusk

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