見出し画像

詐欺っぽい誘いを受けたときにどうすれば良いか

先日のnoteにも書いたが、詐欺師はあらゆる手段でカモを探している。ウェブサイトやFacebookなどのSNSプラットフォーム上の広告などの媒体経由に限らず、ダイレクトメッセージでLINEやWhatsApp、ショートメールやeメールなど、ありとあらゆる手段でアプローチしてくる。最近もDMでYouTubeの副業詐欺らしき誘いがあった。

詐欺っぽい誘いを受けたときにやるべきこと三選

詐欺らしきDMが届いたとき、発信源の信憑性を調べる?詐欺の場合は検索してもまともな情報が引っかかる筈もなく、次々と架空の法人名義を詐称するので、これはほとんど意味がない。

一番にやるべきことは、DMを削除すること

それでも気になって連絡を取ってみたいなら、次にやるべきことは詐欺に対応している弁護士事務所のウェブサイトの被害事例に目を通すこと。被害額が返金されたケースはよほど運が良かったか詐欺師が間抜けだった場合だけ。昨今のスマホを使った振り込め詐欺などの場合は、詐欺師側の本人特定ができないことがほとんどなので、返金されることはまずないと思っていていい。SNSの場合、一度アカウントを削除してしまえば二度と連絡がつかなくなることを忘れてはいけない。これはアカウントが電話番号に紐づけられていても、同様。番号ごとゴミ箱にポイっとされたら、はい終了。

ウェブ上で公開されている被害事例はほんの一例だが、どのように誘導されてお金が巻き上げられているのかイメージが付きやすいと思う。被害額もかなりなものになるので、自分の身に起きたと仮定すれば、少しは心拍数が上がるかもしれない。

それでも興味があってどうしても始めてみたいなら、無料の弁護士相談で意見を聞いてみるといい。十中八九どころか、100%止められるだろう。近場で弁護士相談が受けられないなら、交番のお巡りさんに相談してみるといい。
繰り返すが、詐欺被害にあった場合、資金はまず帰ってこないと考えるべきだ。一度、手元を離れた資金は、もはや持ち主を変えて、二度と戻ってこないのだ。

詐欺被害発生状況

因みに、警察庁発表のデータによると、昨年、令和五年のSNS投資詐欺被害は3846件、被害額は455億2千万円に上ったそうだ。資料詳細は下記リンクから閲覧可能。

https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/souni/sns-romance/sns-romance20240311.pdf

投資や副業などと言って近づいてくる輩が多いが、それは99.9%が詐欺行為。楽して儲けられるなら、大勢が既に始めているはずだし、そんな美味しい話が突然、自分のところに降って来るわけもない。そこのところを勘違いしないように。

昨今の副業ブームなどもあるが、地に足を付けて、身の丈に合った収入を得ていくことが肝要なのだろう。暇だと余計な事ばかり考えてしまうので、そんな暇をなくすように充実した時間を過ごすことが一番の予防策なのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?