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白髪染め専門店競争が荻窪駅周辺でおきてる??(検索動向から)

シークレットブラウジングで「荻窪駅」と入力した際のサジェスト状態(22年2月)

 インターネットでのマーケティングを生業として、特に検索サイトGoogleの動向に最適化した施策を専業しています。

 ある日検索していて気がついたのですが、Google検索に「荻窪駅」と入力すると、上記のように「バス 路線図」がサジェストされるのはわかるのですが、なんと「白髪染め専門店」が2番めにリストされ、3番目「白髪染め」がサジェストされました。自分の検索傾向が反映されているのでは?と思いシークレットブラウジングで検索しています。なので検索履歴などの個人的な属性の多くは排除されているはずです。

サジェスト(インターネット検索時)
インターネット検索する際に、キーワードを入力する右側に関連するであろうと検索エンジンであるGoogleが判断したワードが表示されます。 これは、大量な検索実績データから、特定のキーワードを検索する際に関連して調べるワードの情報をGoogleはもっていて、それを表示したものです。

https://dt-a.net/seo/seo-tips/seo-yougo/suggest-vocabulary/

シークレットブラウジング
インターネット検索する際、どうしても過去の検索履歴やユーザー属性の影響をうけた検索結果になります。それをすべてではないですがある程度払拭した状態で検索結果をリストさせたり、ブラウジングする方法をシークレットブラウジング、シークレットブラウジングの為に開くウインドウをシークレットウインドウと呼んでいます。

https://dt-a.net/seo/seo-tips/seo-yougo/secretbrowsing-vocabulary/

タイトルにもしましたが、もしかして荻窪で「白髪染め専門店競争」がおきているかもしれません!

 まず、白髪染め専門店と聞いて、なにそれ?となる方も多いと思います。ここ5年ほどで進んだ美容室の専門特化の一つの形態です。つまり、ヘアカットしない美容室で白髪染めを專門にサービス提供する美容室を白髪染め専門店と呼んでいます。以下の引用しているリンク先には読売新聞の記事で「専門特化がすすむ美容業界」という紙面も掲載されていました。(了承を得て以下リンク先から画像を表示させてみました)

読売新聞記事2021年4月25日

髪の毛をカットしない美容室(美容サロン)で、髪染めヘアカラーの中でも、白髪染めに特化した美容室(美容サロン)を白髪染め專門店という。

白髪染め專門美容室や白髪染め專門美容サロンという表記もあるが、美容院は素敵にヘアカットやヘアカラーを実施する美容サロンなのだが、白髪染めはある種のメンテナンスと考えると美容院美容サロンというよりは「白髪染め専門店」のほうがしっくりする。メンテナンスなのでヘアトリートメントなどが充実しているケースが多い。

https://ccage.tokyo/faq/%e7%99%bd%e9%ab%aa%e6%9f%93%e3%82%81%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ba%97%e3%81%a8%e3%81%af/

 荻窪駅と検索すると上記「白髪染め専門店」や「白髪染め」がサジェストされる、つまり、荻窪駅に関連して「白髪染め専門店」と検索する回数(検索するユーザー)が多くなってきている、ということです。

 昨今いわずとも検索サイトは、ユーザーが必要する情報を提示することが使命である。なので、これらの検索結果はユーザーが必要としている、と検索サイトがとらえている、こう考えてまちがいありません。

さて荻窪駅周辺に何軒の白髪染め専門店があるのか?

 インターネット上ですがヘアカラー専門店で白髪染めに対応している店舗を調べてみました。同時に「荻窪駅」と比較する意味で「西荻窪駅」の乗降客数を調べてみた。

乗降客数
JR荻窪駅:70,366人/日
東京メトロ荻窪駅:69,821人/日
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%BB%E7%AA%AA%E9%A7%85
西荻窪駅:36,000人/日
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E8%8D%BB%E7%AA%AA%E9%A7%85

wikipedia「荻窪駅」「西荻窪駅」

 荻窪駅はターミナル駅でもあるためか、この様に隣の西荻窪駅の2倍近い乗降客数である。

 チョキペタ荻窪店、白髪染め専門店Age荻窪店、fufu荻窪店、chou chou 荻窪カラー専門店です!この4軒で 戦争というか 競争が起きていると検索サイトの状況からは推察します。それだけ荻窪駅では白髪染めヘアカラーの需要があるということ考えます。

2023年5月追記:上記のchou chou荻窪カラー専門店が閉店していました(noteにはこのまま記載します)。白髪染め専門店Ageが店舗を増やしておりました(店舗数と社名変更をします)。

 検索のサジェストワードである「白髪染め專門店」と店舗名に入っているのは、厳密には上記4軒では白髪染め専門店Age(アージュ)荻窪店のみですが、ヘアカラー専門店で白髪染めを求めているユーザーを想定してのサジェストワードと考えて、この4軒を比較してみようとおもいます。

4店舗の比較

 それぞれの店舗を運営している企業規模をみるという意味で店舗数を比較してみた。インターネット上で調べた限り、fufu(92店舗)、チョキペタ(65店舗)、白髪染め専門店Age(6店舗)、chou chou 荻窪カラー専門店、といった企業規模感になったので、この順番で特徴をだしてみました。

これを見る限り2強状態!

 ユーザーメリット視点の一つとして営業時間でくらべてみますと、営業開始時間、朝9時から営業は「チョキペタ」「Age」で、他2軒は9時30分と10時オープンである。営業終了時間ではダントツでAgeの21時で、チョキペタは16時終了のようです。

圧倒的に便利なのはAgeですね。Ageは日曜祝日は20時までです。

 もう一つのユーザーメリットがあるとすれば料金ですね。わかりやすくするために白髪根元染めで比較してみましょう。
 fufu:2,640円、チョキペタ:1,900円、Age:2,600円、chou chou:2,700円となり、最安値はチョキペタの1,900円になります。
 Ageはオーガニックカラー専門店なのでオーガニックヘアカラーでの料金となり不利ですが、他にオーガニックカラーを扱っているのは、チョキペタなので比較にしてみると、チョキペタオーガニック料金:2,900円なのでAgeオーガニックカラー専門店:2,600円のほうがチョキペタより300円お得なります。根元染めで2,600円となると大手fufuはスタンダードカラー剤で2,640円なので、オーガニックカラー剤を使って、しかもAgeは40円お得となります。

 対応している支払い方法では、fufur:VISA/MasterCard/JCB、チョキペタ:現金のみ、Age(アージュ):VISA/MasterCard/JCB/American Express/Diners/銀聯/Discover/Suica/PASMO/QUICPay/ID、chou chou:VISA/MasterCard/JCB/American Express/Diners、となります。

店舗にとって決済手数料って負担だよね。。。

 簡単にいいますと、チョキペタはカードやコード決済には対応していない。fufuとchou chouはクレジットカード決済に対応している。Age(アージュ)は、PayPayには未対応ですが、ほとんどの決済に対応しています。

 のこるユーザーメリットは距離かと思います。荻窪駅からの徒歩時間は、fufu:3分、チョキペタ:2分、Age(アージュ):2分、chou chou:3分以内、とのことです。Googleマップで見る限りですが、fufuとchou chouは,
もう少し時間かかりそうですがほぼ荻窪駅から数分に位置しています。

マーケティング4C的な視点でみると、

  • ユーザー価値 Customer Value:オーガニックカラー剤を使用しているので頭皮や頭髪を気にする人には価値があるという意味でAge。

  • ユーザーコスト Cost:支払う金額という点で、通常カラー剤ではチョキペタ、オーガニックカラー剤ではAge(アージュ)。

  • 利便性 Convenience:駅からの距離では各社数分なのでほぼ同じ、営業時間では朝9時から夜21時まで営業しいてるAge(アージュ)。決済関係ではfufuとAge。チョキペタはオンライン予約できないのでマイナス(実際に行きましたが15時で2名待ちでした)。

  • コミュニケーション Communication:fufu、chou chou、Ageはオンラインで予約できる。

評価としては

 総合評価というと偉そうなのですが行ってみたいという視点では、私のような働く人が通いやすい営業時間で、現金以外の決済手段が豊富で、髪の毛や頭皮に優しいオーガニックのカラー専門店であり、オンラインから予約ができるAge荻窪店が1番かと感じましたが皆さんの感触はいかがでしょう?
 92店舗のfufu、65店舗のチョキペタといった白髪染めヘアカラー専門店業界2強に勝負している感が強く応援したくなりました!

白髪染め専門店Age(アージュ)荻窪店

  次点として行ってみたいのは、料金がお得なチョキペタ荻窪店でしょうか!業界大手fufuが非オーガニックで2,640円に対してチョキペタは1,900円って価格破壊すぎな感じもしました。

チョキペタ荻窪店



2022年12月:戦争という表記をやめて「競争」としました。

 


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