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ERC-6551のNFTは儲かるのか?@2023/11/21



話の出どころ

ここに記事があります。

これを見るとですね。「Shinsei Galverse」っていうコレクションがこれに対応してますよ、ってことを書いてます。

仕組み

見ての通りですけど、ERC-6551っていう規格を使うと、NFTに紐づいたウォレット(TBA: Token Bound Account)というものを作ることができて、そのウォレットが別のNFTを持つ、というふうな関係を作ることができます。すると、NFTが別のNFTを持ってるような関係に見えます。これに対応したNFTを転売すれば稼げるんじゃないか?と、今日、仕事で気付いたわけなんですが、果たしてそうなのか?っていう話です。

儲かるのか?

確かに、この規格が使われ出したのは、かなり最近のようなので、事情を何も知らない人が買ってくれる可能性はあります。

しかし、このような関係は、後からいくらでも作ることができるようです。2~3年前ぐらいからあるERC-721のNFTを持ってさえいれば、tokenbound.org というサイトでTBAを作ることができて、そうすれば、そのTBAに好きなNFTなり、ERC-20トークンを持たせることができそうです。私はまだ、実際にやって確かめたわけではないですが、どうやら、そういうことのようなので、ERC-6551に対応してるから、っていう理由で買い急ぐ必要はないのかもしれません。

もちろん、勘違いした人に高く売りつけるということは可能かもしれないわけで、全く儲からないか?と言ったら、そうでもないのでしょうけど、あまりよろしくない商売かもしれないですね。それを封じるために、この記事を書いてるっていうのもあります。

というわけで、マネするなよするなよ~?

マルチチェーン対応

それと、「Shinsei Galverse」を見ると分かりますけど、持ち物としてのNFTのほうは、Ethereumのチェーンだけでなく、Polygonのほうも見えてるようですね。WETHが0.0って出てますから。そこは、面白い所ですね。

TBAのV2にはバグ?

それと、tokenbound.org はV2とV3があるようですね。V2は、もしかしたら、バグってるかもしれません。なんか、紐づき方がおかしいな、って思うケースがありました。どこで見たか忘れましたけど。。たぶん、今からだったら、V3のほうが良さげです。

NHKで放映されたのは、いつなのか?

「Shinsei Galverse」はNHKで紹介されたとか、宣伝してるようですが、NHKが宣伝したのは、ERC-6551に対応する前のやつかもしれません。NHKで扱ってたなら、ERC-6551も、もうみんな知ってるでしょ?って思われそうですが、たぶん、そうではなさそうです。そこが、儲けるチャンスがあるっていう所かな?と思ったんですけど、そうでもないかも?っていう話ですね。普通のERC-721を後から、ERC-6551対応にできるってことなので。。ERC-6551に対応しても、売買履歴からは、いつ対応したのか分からないので、結局、NFT本体の古さとしては、「TBAを持ってるNFT」の古さってことになるので、やっぱり、「TBAを持ってるNFT」が古いやつが価値があるってことには、代わりなさそうです。

以上


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