見出し画像

将来どんな仕事をしたいか?なんて考える必要はない

「将来どんな仕事をしたいの?」など聞かれたことはありませんか?

もちろん将来になにかしたい仕事がある人はいいのですが、どんな仕事をしたいのか分からない、もしくはやりたい仕事なんてないっていうのに将来の仕事のことなんて考えてみたところで分かるはずもありません。

将来のビジョンがしっかりしてないと世間的にダメなのか?これから何をしていったらいいのか分からない・・・というあなたに向けて少し話をしてみたいと思います。

将来どんな仕事をしたいかを決める必要性は何か?

正直将来の目標、将来どんな仕事をしたいか?などを決める必要性はいったいなんなのでしょうか?

目標がある人は素晴らしく、目標がない人は素晴らしくないのでしょうか?

そんな事は全くありません。なぜなら将来のビジョンなどというのは見つけて見つかるものでもなく、探そうとして見つけるものではないんです。

他の国のことはわかりませんが、日本では学生の時に勉強し、習い事をし、塾に通い将来のためだと言いながら勉学に励みます。

そして高校生くらいの時までにある程度の進路を決め、専門学校や大学に進学したり就職したりします。

しかし、ここで大きな疑問が出てきます。


高校生までに将来の進路を決めるということ

正直大学や専門学校っていうのは基本的に専門性があるものが多いですよね。

例えば弁護士になりたければ法学部に進まなくてはならないでしょうし、学校の先生になりたければ教育学部に進むなど、高校生までにその進路を決定しなくてはならないんです。

これってものすごく酷なことですよ。確かに社会人になってからでもチャレンジはできます。理屈では・・・

実際に社会人になってから大学や専門学校に行こうとするなら、それなりの環境と信念、圧倒的な努力が必要になってきます。

しかし実際には、自分のやりたいことや将来こうしたいっていう目標を高校生までに決めている人間なんてほんの一握りなんです。


正直生きていかなければわからない

いつどんなきっかけで自分のやりたいことが見つかるかなんて人生誰にもわからないんです。

正直わたしも学生の頃に遊び倒して勉強などこれっぽっちもしなかったおかげで専門性のある仕事には確かにつく事はできませんでした。

本当にやりたい事が見つかったのなんて、40歳手前になってからです。

それを「学生のうちからやりたいことを見つけとけ」というのは、やりたい事を見つけられなかった人が言うことなんです。これからの人生の中で色んな経験を積んでいく事で「あんな仕事がやりたい」というのは出てくる事がほとんどなんです。


誰も助けてくれない時代

40代くらいになってくると、学生の頃こうしてればよかった、こんな勉強をしておけばよかった、という声はバカみたいに多くなってきます。

それはもうすでに今からじゃ遅いことを完全に自覚してくる年代なのかもしれませんね。

では、どうしたら後悔しない将来を送れるんでしょうか?

まずは今の現状から考えてみましょう。


レールが無い時代背景

正直将来のことなんてどう考えても誰にもわかりません。

例えば学生の時必死に勉強して銀行員になったとします。周りからはいいところに就職したね、と言われるかもしれません。

しかし、実際その仕事が自分に合っているかどうかなんてやってみなければ分からないんです。

もし自分がやりたい事がその仕事なら正解です。しかし、今この時代に国や会社っていうのは全く信用ができないんです。

昔は学校を卒業して就職したら、それから定年まで務めあげ老後は年金をもらうといったものが常識の時代も確かにありました。

しかし、今の時代はそんな考え方はもう化石以下です。そんなものが通用する世の中ではないんです。


国や会社は自分を守ってはくれない

先ほど話した銀行員でもそうです。今は長期のデフレでマイナス金利。
特に地方銀行なんかはいつ潰れてもおかしくない状態です。

アベノミクスというものもありましたが、実際に恩恵を受けていたのは大企業だけで、一般市民はなにもよくなってないんです。

ものすごく簡単にいうとアベノミクスというのは、日銀が大企業の株を買い、日経平均(株高)や円安効果をもたらすというもので、企業が儲かる事で中小企業や一般市民に資金が回り、経済の回転率を上げるというものでした。

しかし実際のところは恩恵を受けた大企業が資金を留保する事で、経済が回らず結果的に大企業だけが恩恵を受けた形になったのです。

簡単にいうとただ単に国が大企業にお金を渡しただけです。

経済っていうのは世の中にお金が回ってこその経済です。日本の経済を本当に回すのならば中小企業や一般市民がお金を回さない事には日本の経済はデフレ不況からはいつまでも抜けられないんです。

日本は典型的なグローバリズム社会であり、正直なところ自分を守ってくれるのは自分しかいないという事になります。


今何をしたいか考える

暗い話になりましたが、時代の流れを非難しても何も変わりません。

将来どんな仕事をしたいか考える前に、今何をするべきか、というのを考えていかなければなりません。

もちろん将来のビジョンがいらないとは言いません。しかし、先のことを考える前に今何がしたいのか?ということをまず考えてみましょう。


今何をするべきか?なんだっていいんです

例えばですが、映画を見るのがなによりも好きで今目一杯映画が見たい!っていう人は「目一杯映画を見たらいい」と思います。

今は自分が飼っている犬と遊ぶのが何よりも好きで目一杯犬と遊びたい!っていう人は犬と目一杯遊ぶべきです。

これは冗談などではなく、そう言ったものの中から自分のこれからやっていきたいものなどが見えてくる事があるんです。

最近の子供は塾や習い事など、将来に向けて多くの事を学んでいます。

悪いとはいいません。しかし、実際に将来大切になってくる学びというものは遊びの中から培われるものが多いのも事実です。


自分の人生は自分だけのものでしかない

とにかく「今」できることを出来るだけやりましょう。どっちみち将来こんな仕事がしたい!こんな風に生きていきたいっていうビジョンが見えてからしか行動できないんです。

1番大切なのは自分の未来に何か目標ができた時に「諦めないで必ず実行する」ということです。

今自分のやりたい事ができていない人が、いざ将来やりたい事が見つかったとしてもできるはずがないんです。

もし将来やりたい仕事などがなかったとしてもそれは悲観する事でもなんでもありません。今やれる事を徹底してやることが最も大切なんです。

泣いても笑っても人生1回しかない。

今回は仕事というテーマでしたけど、実際にはやりたいことなんて別にお金を稼ぐことだけではないんです。

やりたいことをやる為に仕事をするというのもひとつの生き方ですし、自分の今が出来るだけ充実できるように考えていきたいものです。


まとめ

どんなにまわりが何を言おうが、誰もあなたの人生の責任はとってくれません。

今自分がやりたいことのために努力する。これは最も大切なことです。

もし今やりたい事がない、という人は是非視野を広くして、副業にチャレンジするなどでもいいですし「今やりたい事」を自分自身の意志で見つけてみる努力をしてみるといいかと思います。

周りの人は責任がないので色んな事をいいますが、あなたの人生はあなただけのものです、自分で確かめて、自分で判断して「今」やりたい事を見つけていってください。