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【4月16日】止まらないドル高円安...

ドル円は154円台半ばまで上昇しており、アメリカの小売売上高が予想を上回ったことからドルの強さが顕著に示されている。ユーロドルは1.06ドル台前半まで下落しており、ECBとFRBの政策間の温度差が明確になっている。
ポンドドルは1.24ドル台半ばに下落しており、英国の早期利下げ期待によりポンドが押し下げられている。

【市場の注目ポイント】

米国の利下げ期待の後退と、それによるドルの強化。FRBの政策が市場のドル評価に直接影響しおり、ドル円の上昇は止まらない。ECBの6月の利下げがほぼ確実とされている中、ユーロの弱さが顕著に表れている。ECBの利下げが織り込まれた場合のユーロの更なる下落に注目。
英国の経済指標の発表が迫っており、これがポンドの価値にどのような影響を及ぼすかが注目されている。特に、英雇用統計と消費者物価指数の発表がポンドの動向に影響を与える可能性がある。

【直近の傾向】

ドルは米国の小売売上の好調から更に強化されており、他通貨との比較で堅調な動きを示している。投資家はドル買いを積極的に行なっているデータが見れる。

7月も据え置きへ...

【市場の意思】

市場はFRBの政策調整に注目しており、利下げが後退するとドル買いが加速。ECBの利下げ予想がユーロに対する見切り売りを引き起こし、ユーロは下落。英国経済の軟化が予想される中、ポンドの下落が続く。

【今後の推移】

ドル円は155円をテストする可能性があるが、財務省の介入が行われるかどうかがキーとなる。ユーロドルは1.05ドル台を試す可能性があるとされているが、ECBの政策決定が大きな影響を与える。ポンドドルは英国の経済指標次第でさらに下落する可能性があり、特に消費者物価指数の影響が大きいと考えられる。


【現状で最も買われやすい通貨】

現状では、米ドルが最も買われやすい通貨となっている。これは、米国経済の好調なデータとFRBの利下げ期待の後退により、投資家の間でドル買いが強まっているからだ。

週末の予想通り、今後もG20まではドル円買い。ユーロドル売りがメインとなりそうだ。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願い致します。

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