見出し画像

母乳育児は根気が必要

入院生活でも心が折れる一番の原因となった母乳について。

産後すぐに出るようになる訳ではないことも分かっていたし、傷ついて赤くなったり乳腺炎になったりとおっぱいトラブルの可能性も分かっていました。

…分かっていたつもりでした。

だけど、やっぱりイメージするのと体験するのとでは全く違うということが分かりました。


授乳時間が来るのが怖い

入院中に授乳が上手くいかず、乳頭保護器を手に退院した訳ですが、頻回でやってくる助産師さん不在での授乳時間が怖くて仕方ありませんでした。

何が怖いかって

・咥えにくいことによる息子のギャン泣き
・上手く咥えてもらえないことで出来た乳頭の傷の痛み
・本当にこのまま頻回授乳をしていたら軌道に乗るのだろうかという不安

これが毎回やってくることです。

乳頭の傷は、血豆のようなものが出来て、しばらくするとかさぶたになって、シャワー中にふやけて剥がれる、の繰り返しでした。

産院で勧められて使っていたのがこのラノリンクリームです。


上手に授乳出来ないし、痛いし、ギャン泣きされるし、授乳したくないけどここでミルクに頼ったらおっぱいを吸ってもらえなくて母乳が出なくなっちゃうし…の繰り返しでストレスを抱えながらも欲しがる度に最低5分ずつは吸ってもらってから足りない分はミルクを足すようにしていました。


乳頭の形が変わった気がする

退院してから4日経った日、授乳しようとしたときに自分の乳頭の変化に気付きました。

扁平気味で大きくて硬そうだった見た目から、少し伸びて小さくなったように感じました。

そこから息子もすんなり咥えられるようになり、乳頭に傷もつかなくなりました。


半分意地での頻回授乳

息子が1ヶ月〜2ヶ月頃、夫との言い合いは

夫「足りてないと思うならミルクあげればいいだろ?」
私「欲しがる度に頻回授乳しないと母乳が出なくなっちゃうんだってば!」

という内容が多かったです。

前回の授乳から1時間くらいで泣き出す息子に「また?」と言いながらおっぱいを差し出す私と、それを見かねた夫との会話でした。

足りてないならミルクを足せばいい

ごもっともな意見だと思います。

だけど、足りない分を毎回ミルクに頼っていたら、軌道に乗ってくるはずの3ヶ月時点で必要な量の母乳が出なくなってしまった、という例もあると聞いていたのでミルクを足すことに抵抗がありました。

実際、息子の体重も平均以上に増えていたのでミルクは足さなくてもいけると思っていたし、しんどいけどあと少し頻回授乳を頑張ればゴール(軌道に乗ってくる日)も見えてくるんだ、と半分意地になっていたと思います。


幼い頃、習い事に行きたくなくてぐずぐずしていると、母から「そんなに嫌ならもう辞める?」と言われて「やだぁぁ!辞めないぃぃ!!」と泣いていたのを思い出しました。笑


軌道に乗ったと思われる現在

もうすぐ4ヶ月になる現在、息子もよそ見をしたり私の服を掴んで引っ張ったりしながら飲むほどのプロになり、私のおっぱいも軌道に乗ったと思われる状態になったので完母でいけています。

実家で面倒を見てもらうときはミルクをあげてもらっているし、完母にこだわりがあるわけではありません。

いろんな考えや思いを持った方がいるので一概にこうが良いとは言えませんが、私はミルクを作るためにお湯を沸かしたり哺乳瓶を洗ったりするのが面倒に感じるので母乳育児が出来て良かったと思っています。


ただ、今は今で授乳姿勢や息子の遊び飲み、吐き戻し(空気の飲み過ぎが原因?)など新たな課題が出てきているので、調べて実践しての繰り返しです。

育児は常に試行錯誤ですね。



ひとつの例として誰かの参考になれば幸いです。



ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?