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タイプじゃない彼と恋人同士になったきっかけ

前にも記事に書いたのですが、私にはサーフィン好きの彼氏がいます。

正直に言ってしまうと、彼の顔も性格も、私のタイプではありませんでした。笑
でも、なんだかんだ2年以上一緒にいるし、今ではちゃんと好きです。

正確にいうと、今まで私が思っていた"好き"とは性質が違う"好き"です。


私が今までに好きになった人を思い返すと

・誰もが認めるイケメン
・運動部のキャプテン
・芸術の才能がある
・頭が良い

などなど、何かに突出して長けていて、尊敬できる一面がある人ばかりだったな、と思います。

彼らと接するときの私は、どこか緊張していて上手く話せなかったり、自分の正直な気持ちを言えなかったり、全然自分を出せていなかったな、と。

でもそれが"好き"ということなんだと思っていました。
今思えばそれは"好き"というより"憧れ"に近い感情だったなと思います。

どうりで片想い歴が長かったわけだ。笑


では、どうして私が彼と付き合うことになったのか、振り返って書いてみたいと思います。


彼と出会った頃、正直タイプではなかったので、彼からご飯に行こうとか、どこかに行こうとか誘われてもあまり乗り気ではありませんでした。
明らかに態度にも出ていたと思います。

なのに彼はお構いなしで誘ってくるし、まるで付き合っているかのような距離感で接してきました。
強引な人だな、というのが正直な印象です。

なんでそんなに私にこだわるんだろう、それなら私のめんどくさい部分を全部見せてしまおう、そんな私でも彼は受け入れられるのだろうか、なんておこがましいことを思っていました。

それに対しての彼の反応は
そういう面も含めてのkomariでしょ?」と。

私の心の揺らぎ度 30%



そして、私を家まで送ってくれたときの車内での会話が、今思うと付き合う決め手だったのではないかな、と思います。

彼「女の人ってまつ毛のエクステとかネイルとかにお金かけてる印象があるんだけど、そういうのやったりするの?」

私「まつエクはしないかな。ネイルもたまに自分でやるくらい。」

彼「ふーん。まぁ、綺麗になるために頑張るのもいいけど、それよりもずっと健康でいてくれたらそれでいいよ。」

私の心の揺らぎ度 70%

きっと私の直感が"この人は私を大切にしてくれる"と判断したのでしょう。
それから、私が彼と付き合う気になるまでにそこまで時間はかかりませんでした。


当時のこの会話を彼に話すと
「俺、そんなこと言ってたんだ。笑」
なんて反応をするのですが、私の直感は間違ってなかったと自信を持って言えます。


生理痛のつらさも理解しようとしてくれるし、ワクチンを打ったときも日程をちゃんと覚えていて、1回目も2回目も当日に「体調はどう?」と連絡をくれました。

ささいなことかもしれないですが、私にとってはこの気遣いが何より嬉しいんです。

それに、付き合うまでに私のめんどくさい部分を全て見せたので、無理に自分をよく見せようと頑張る必要もなく、自然体の自分でいられて安心感が強いです。

必要以上に落ち込んだり、怒ったりすることがなくなったので、前よりも自分が好きになれました。


人の本質は、本人が覚えていないほど何気なく放つ言葉に現れるのかもしれません。

これから先も、あの会話はずっと忘れられないんだろうな、と思います。


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