50日目 コロナ死の喪中はがき

11月に入ると喪中はがきを出す季節に。私の場合、年賀状大好き!絶対辞めない!手紙文化を無くしたくない!という生粋の手紙好きなので、喪中はがきにも力が入る。もちろんオリジナルの文面で自分で作って送る。あまり、暗くならず、でも伝えたいことは伝えて、出来ればみんなからの年賀状は送って欲しい旨、書き添えた。父の死因に関しては、別に書くこともないんだけど、私はこのnoteの存在を広く知ってもらって、コロナ情報を拡散したいと考えているので、父がコロナで亡くなったことも、自分が感染したことも書き添えた。

たぶん、コロナで亡くなった方の御家族は出来れば死因は伏せておきたいんだろうから、そこはサラッと書けばいいと思う。

…で、問題となるのが、父の関係者への年賀状欠礼のお知らせだ。私は喪中だけど、亡くなった父は喪中ではないし、年末年始に御挨拶出来ないのは私ではなく父だし、ほとんど面識のない方にどうお知らせすればいいのか。

死亡通知のハガキは(父の過去の年賀状を参考に)ある程度の方に送ったので、何かしら反応があった方には、既に御礼状に欠礼の旨を書き込んで送ってある。それ以外の方に、どうしたらいいのか。これにて年賀状終いのことも知らせたいし。年賀状が来たあとでお知らせする事も考えたが、前述した通り、私は手紙が好きなのである。ネットで調べても『コロナ死の喪中はがき』「故人本人からの喪中はがき」なんて情報は出てこない。

そうだ!私にしか出来ない手紙にしよう。そこで、喪中はがきのデザインをネットから選び、文面は自分で考えた。父が9月にコロナで亡くなったこと。noteで、情報発信してるってこと。自分用の喪中はがきとほぼ同じだけど、差出人は兄弟4人の名前にして、実家の住所で送った。

そして、毎年、正月に届く年賀状が父の楽しみであったこと、長年に渡り心温まる年賀状をありがとうございましたという御礼を手書きで書き添えた。我ながら良いハガキだな…と何度も繰り返して読んだ。

アフターコロナの時代、葬儀も、その後のお悔やみも返礼も、そして、喪中ハガキや年賀状も、前例が無いわけだから、常識、非常識の考え方も人それぞれ。その人らしく、その家庭らしく、自由にすればいいと私は、我が家は考えている。

よろしければサポートもお願いします!より情報を広めるために活用させていただきます!