映画感想『すずめの戸締まり』 あの日と今日と明日と
公開から1ヶ月。もう人が少ないかなと思いながら観た『すずめの戸締まり』
人は普通に多くいて、映画館の中がずしんと重くなって、目から水分が漏れ出す。ネタバレはしたくないし、考察した動画や記事はいやというほどあるから、個人的な忘備録として書こうと思う。
まずは新海監督の勇気、この作品を作ったことへの称賛を。
三本脚の椅子がこころの傷と欠落をあらわして、物語が旅に向かう。
「もういやだよ。こんなのいやだよ」
鍵をかける。
戸締まりする。
本音をぶつけ合ってお互いに傷つきもするけ