マガジンのカバー画像

読書日記

36
読んだ本のこと
運営しているクリエイター

2023年9月の記事一覧

読書日記*『母性』と『宙ごはん』母性について

母親になるって誰にでもできることだろうか? 母親から生まれたわたしは、母性をたくさんもった母から愛を受け取っていただろうか。 考えたきっかけはミイコさん。 ご自身が『母性少なめ』と言われているが、「ミイコさんよりわたしのほうが!」と言いたくなって読んでみた『母性』湊かなえ(著) 対比するように「母性について」考えさせられた『宙ごはん』町田そのこ(著) この2冊から母性について考えてみた。 *** 『母性』を読んでまずもやもやしたのが、この小説に出てくる『父』たちは

読書日記『痩せても幸せになれない人たちへ』村上誠(著)

短大で栄養士の資格をとったあと、最初の就職先は健康食品を使ったダイエット指導の仕事だった。当時のわたしは食べても食べても太らない体質だと思っていた。実際は食べる量が多くはなかったことに気が付かず、太った人の気持ちがわからないと思っていた。 その後、双子を産んで家で仕事をするようになって、ブログに「スピリチュアルダイエット」というアフィリエイトサイトを書いたり、実際に何人か指導もしていた。キレイにやせていく人は、痩せてからどうしたいのかがはっきりしている。わたしもずっとそれを言

Audible体験記*読書日記番外編

Audibleの無料体験3ヶ月期間中、今までに4冊聴き終えました。 それぞれの本の感想と、聞く読書のいいところ、悪いところまとめてみました。 『月の立つ林で』青山美智子著青山美智子さん初体験がAudibleでした。できれば紙の本で読みたかった。短編がつながっていて章ごとに種明かしされるような。 朗読の声にまどわされ、イメージをつくってしまった。 『そしてバトンは渡された』瀬尾まいこ著名著。本屋大賞受賞作。 音で聞くメリットが音楽まであったなら…と思った。だから映像化したと