日本で作れるガーナ料理③

今回は、麺料理をご紹介します!

●インドミ
『インドミ』はインドネシアの Indofood という会社のインスタント焼きそば(ミーゴレン)です。

画像1

商品名の「インドゥ」はインドネシア、「ミー」は麺類を意味するそうですが、ガーナでは、インドミという商品名自体が料理の名前になってしまっています。インドミ―にも味の種類がいくつかあるのですが、関係なくすべて『インドミ』と呼び、さらには違うメーカーのインスタント焼きそばも全部『インドミ』と呼んでいます。
日本で例えるならば、インスタントラーメンの意味で「サッポロ一番」が使われている感じで、塩も醤油も味噌も全部「サッポロ一番」。さらには、日清とかマルちゃんのインスタントラーメンも全部「サッポロ一番」と呼ぶ感じです。

インスタントなので、作り方は超簡単。野菜と肉を塩コショウで炒めておいて、麺をゆでて、付属のソースで味付けするだけ。フライドエッグとサラダを添えるのが一般的のようです。インドミは、カルディで90円くらいで購入できるので、とってもお手頃!

画像2

本当かどうかわからないのですが、Indofoodは、アフリカマーケットを開拓するにあたり、あまり麺を食べる文化が無かったガーナに商品を定着させるため、主要な市場に屋台を出して無料で『インドミ』を振る舞い、ファンを増やしていったのだそうです。いまでは大人気で、インドミの歌もあるほど。(Jay Nero-My Indomie Ft Nii Funny)

ちなみに、『インドミ』の写真の後ろに写っている缶詰は『ゲイシャ』。日本産のサバのトマトソース煮の缶詰です。
1950年代に、缶詰の新たな輸出先として英語圏のナイジェリアやガーナに注目し、川商フーズの社員が缶詰をリュックに入れて現地で売り歩いたそうです。当時、アフリカには冷蔵庫が普及していなかったので、缶詰は重宝され、人気になったそうです。ゲイシャ缶は輸出用商品なので、国内で買える機会はほとんどないということで、お土産に買ってきました。『インドミ』に入れて食べましたが、とてもおいしかったです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?