エリザベートはやっぱり良いですね……!

エリザベートに再燃しております……。

エリザベートというと、ミュージカルが今は盛り上がっている?のでしょうか。私にとってのエリザベートは違うんです!! 宝塚なんですっ!(泣)しかもね、1996年の星組限定に大好きなんです!!
これはね、20代の頃その時の活動ジャンルのお友達が
勧めてくれまして、星と他二つの組を確かお勧めしてくれていたんだけど、そのお友達は星の麻路さきさん……マリコさんトートが好きだと言っていたんですよね。ここが良い!等とプレゼンを受け見てみると、凄くよくて、まぁまぁ私もそのマリコさんの魅力にやられてしまいまして。でもまぁ本当にそれ限定で宝塚に興味があるわけでもないし、そうなるとその熱は静かにおさまっていったわけです。
それが何故今になって再燃してしまったのか!という話なのですが、熱はおさまってもずっと心にはあったんです。私だけにも好きだし、カラオケやお風呂で熱唱するくらいには、私の心にエリザベートは住んでおりました。

とそんな時、あの昨年末にやっていたF…Sの闇が広がるを見まして。ミュージカルでもエリザベートってやっていたんだ!と。それで急に私も自分の大好きな星のエリザベートが見たくなったわけです。
今の時代は便利ですよね。良い悪いはおいておいて、見たいものって大体ネットで見られてしまう。探してみたらあぁっやっぱり素敵!!!!と感動しました。
でも、あんまりその数は多くなくて、……星のエリザ自体があまりなく。当時はあまり気にしていなかったんですが、マリコさんがコメントで歌のことを凄く言われているのを目にし、なんだか複雑な気持ちになりまして。

それでも、闇が広がる、私だけに、最後のダンス、愛と死の輪舞……はありましたし、プロローグもあったのでまぁこれくらいで落ち着くだろう、と思っていたのが甘かった!
プロローグを見たら落ち着くどころか熱は再燃ですよ!
んおーーーー!!!!全部みたいいぃいい!!!となってしまい、年末についついBDをね、買ってしまったわけです(笑)

今、もうかなりの年月が経って、その頃は成人はしていたもののまだまだ大人とは言えない子供だった私もそれなりに人生経験を積んでしっかりとw大人になった今!改めて見てみたら、なんというか、あの頃の比ではないくらいにどっぷりとはまってしまったんです……(笑)

あの頃好きだったのってプロローグでトート閣下が登場するあの!あの目つき表情!が最高であのシーンばかりを見ており、他はそこまででもなかったんです。なのに、今みたらもうもう見るもの全てが素敵で素晴らしくてカッコよくてもうきゅんっきゅんして本当にやばいです……(笑)

表情とあの手!!!!!手!!!!!そして演技、……本当に素敵でたまらなくて、私はマリコさんのトートに二度目の 恋 をしております……(ひーっ!!w)


マリコさんのトートって一番見た目が人間ぽくないんですよね。髪は少し青の入ったブロンドだけど、お顔は白塗りでまっしろけ……(笑)でも、その一番人間ぽくない人外感たっぷりなマリコさんトート、シシィに恋するその姿は凄く人間味のあるトートだなぁと思います。
黄泉の帝王、という人外を演じるために白塗りを貫いたマリコさん。歩き方は人外っぽさを出すために、ご自身が飼っていらっしゃる猫の歩き方を真似たとか。プロだなぁ凄いなぁと、凄く思います。(見た目に頼る、とかではなくね)

私はマリコさんトートと、あやかさんシシィが好きすぎて、本当に星組しか見たことがなく……(笑)だから、他のトート閣下もシシィもどんな感じなのかはあまりわからないんですよね。取り敢えず初演は見てみたいなぁ……とは思うのですが、動画とかで見ていてもあまりにも星組のエリザが好きすぎて、間に☆を挟んでしまうっていう……(笑)なんとも効率の悪い見方になってしまっています。
本当になんでこんなに☆が好きなのだろうって思うって考えてみたんですが、私は多分お芝居が重視、だからなのかなと。自分が被っていた(笑)せいもあるのかなぁ……。あとはお話を書くことが好きなので、それもあるのかもしれません。自分自身が見ているものに凄く感情移入しやすいタイプなんですよね。とはいえ、全てにそうなわけではなく、変に神経質なところもあるので、気になることがあると、すぐにその世界から抜けてしまったり……(面倒なやつ笑)
そんな私が☆のエリザに感じるのは、マリコさんトートに限定ではなく、☆のエリザってその感情移入しやすいタイプなんだと思うんです。簡単に言うと、とても『自然』な演技なんですよね。当たり前のことを当たり前にしているというか。だからよりリアリティーがうまれて、私にとってはそれが引き込まれる理由なのかなって思っています。

まぁ、勿論☆しかみたことがないので、あまり比較もできないのですが、動画で少しみた感じではやっぱり他組さんのエリザは『歌』なのかなと。あまりにもうますぎるというか、歌が強調されていると私はそのお話から一度ぽんっと弾かれてしまうような感じになるのかなぁ……と。初演の一路さんとか本当に歌が凄くて、でも逆に感情移入はできないというか。これは好みなんだろうなぁと思います。あとは、私自身が一番はじめに見たものの印象があまりにも強く残ってしまうタイプ……というのも手伝っているのかもしれません。好きになったらとことん一途、みたいなところがあるのでそれもあるのかなと……(笑)

当時はそこまでネットが普及していなかったからなんですかね。目につくことはなかったけど、マリコさん……コメントとかでも本当に歌のことをたくさん言われていて、色々調べてみたら、ご自身もエリザベートは演りたくなかったとか(泣)お辛かったのだろうなと思うけど、私はマリコさんのトートが好きすぎて演ってくださったことに感謝しかないです……。そんなに歌だめなのかなぁ。好きだからなのか全然きにならない……w

なんだろう。確かに一般的な美声とは違うし、上手いかと言われると、そうではないかもしれないけど、感情を凄く感じるんですよね。
飾りのないストレートなあのマリコさんの歌声は、直接胸に響いてくるから、感情移入してしまっていつも涙が出てしまいます。きいていて凄く自然にその歌詞、とか台詞が入ってくるんですよね。あーーーーってなるんです。とても……。好きだーー!!好きだなーっ!!

やっぱり『死は逃げ場ではない』っていうあれが……あのシーンがまず泣いてしまいます。なんっとも言えない気持ちになるんですよね。全然うまく言えないけど、その"逃げ場"にされる辛さ? 普通の恋愛でもそういうことってありますよね。あのシーンの『俺はもう抜け出せない』というあれが、あの辛い気持ちがめちゃくちゃ出ていて、入り込んでくるんです……。
自分から死に導こうとしてきた。自分を愛してほしくてやってきたけれど、それは間違っていた感半端ないじゃないですか!あぁ……辛い……。

まぁ、だから最後幸せに、二人で昇天するシーンもより泣いてしまうんですが、あのシーンのマリコさんの演技は、もう既に演技ではなくなっていますよね(泣笑)
あのシシィの方を向く時、はじめ目からいっていて、その後ぎこちなくゆっくりとそちらを向いているのですよ(泣)、身体を向けた時にちょっと躊躇するように見えるのもまた……っ(泣)そしてシシィがぎゅっと抱き着いてくれた時、あのあまりの出来事にすぐに状況を飲み込めず呆然とした表情がたまらない。

一瞬信じられなくて手が震えて、でもだんだん実感してきて嬉しくてたまらなくてシシィをぎゅっと抱きしめる……。っていうあれが、あれがもう、うわあぁああああってってしまいます。

その後の閣下の幸せそうなこと嬉しそうなこと……!!
二人で幸せそうに駆けていって、途中ではっと気づいたように死のキスをするあのタイミングもたまらないです……。もうね、あのシーンすべてが絶妙で素敵なんだーーーー!!!!(泣)
マリコさんトート、マリコさんトートって言っているけど、ぶっちゃけマリコさんが演じているのではなく、トート閣下として本当に黄泉の世界に存在しているんだ!!と思えてしまっているくらいに、自然なトート閣下です。あーーーー大好きだーーーー!!!

あと、場面はかわりますが、動画でコメントを見ていて不思議に思ったことがありまして。
私だけに の時のあやかさまシシィのネグリジェの長さが短いと、変だって言われているコメントを凄くみたのですが、……あれ、おかしいですかね??
いや、寧ろあの丈がシシィだよな?と私は思うのですが、凄く言われているのをみたので気になっています。

あれは、寝室は唯一自分でいられる場所、とかまだシシィが幼いことや性格的なものを表現していて、ああなのかなぁって……勝手に思っていました(笑)そんなところまでちゃんと解釈していたら素敵だなぁ……。
☆のエリザって全体的になんかそういうのが多いような気がしています。だからこんなに惹かれるのか……。


すっっっっっごく笑われまくっていますが、マリコさんがため息と一緒にハプスブルクと歌うあれも……あれおかしいですか?全然おかしく感じないのでコメントを見ると首を傾げてしまいます。だってあれ、あぁなりませんかね??私でもなるような気がするけど……。歌というよりは台詞というか、気持ちがこもるとああなるよなぁと、閣下の心情がめちゃくちゃ出ていていいなぁって私は思っています。気持ちが歌う時に出る……だからスッと心に入ってくるんだろうな……はぁ、スキだわマリコさん……。

あぁいうのはキャストさんの自由な感じにやっているのですかね??演技……なわけだから相当おかしくないとイケコ先生も言わないとかなのかな?
あの、シシィとの出会いで、何気ないいつものことのように死のキスをしにいって、『私を帰して!』からこう一目惚れしていくあれも、他であれをやっているところがあるかどうかわからないけれど、ああいうのが自然でいいなぁって。あれがあるからこそ、ルドルフへの死のキスが生きるなぁって。
あのシーンではキス(死)しようとしてやめた(生)。で、ルドルフにはそのままキスをした(死)。マリコさんはあれが結構あるので、キス=死というのがわかりやすく表現されていると思うのです。
闇が広がるの時にしようとしているあれも生きてくる。
まぁ、死神なのだから、死の接吻というのは想像がつくかもですが(笑)

色んな感想を見たくて、皆どう思っているのか知りたくて、ブログを見まくっているのですが、☆エリザをみて『エリザベートってこんなお話だったんだ!』みたいになっている方もいるんですね。あーやっぱりわかりやすい表現なんだろうな。って改めて思いました。
面白いんだよ!お芝居として本当に!!!

そんな☆エリザベートを是非見て頂きたいです。

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