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【2020/12/27】洋なしのある洋室

サスペンスは始まりません。

ドアがありフローリングの我が家は
タイプに分けるとすれば洋室でしょう。

家に帰ってきてから豚汁をつくりました。
こんな寒い日にはもってこいの献立です。

豚肉、ニンジン、さつまいも、
玉ねぎ、キャベツ、しいたけ、豆腐、
冷蔵庫にあったアボカド以外入れました。

味噌を溶いて、みりん少々で整えました。

美味しかった、

だけど

明日はもっと美味しくなる、

味が染みたり、コクが出たり、馴染んだり、して。

それは仕事の積み重ねとか
勉強でひたすら書いて覚えるとか
稽古での繰り返し練習とか
そういうものに似ている気がする。

少しずつ少しでも熟成させていく。

そんなに頑張らなくても
身体ひとつでなぎ倒していく強者もいて。

「洋なし」みたいな絶対的な美味しさと
独特のフォルムと、色味を持ってて
手練れの画家たちがそこに置いて
どうにか巧く描きたくなるようなヤツが
やっぱりいて。

そこに絶望したり、羨望したり、
やっぱりして。

わたしは洋なしにはなれないけど
用なしとは言わせない。

ダジャレだけど本心。

洋室で、洋なしを食べながら、そう思った。

もう洋なしは、ない。

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