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千穐楽前夜

明日はいよいよ千穐楽。

まだ思い返すのは早いけれど、今回もいろんなことがあった。いいことも、悪いことも、楽しいことも、悲しいことも、悔しいことも、嬉しいことも、全部ひっくるめて、本当にいろんなことが。

公演ってものは、稽古や本番が始まってからがスタートじゃなくて、前々からいろんな準備をして、確認をして、諸々を詰めて、イレギュラーにも対応して、などなどなど、、、とにかく大変な作業で。

でも舞台に立てて、スポットライトを浴びて、台詞を吐いて動いて、そして最後に、カーテンコールで拍手をいただいて、それがとにかく最高の瞬間で。

何回も言ってる気がするけれど、舞台は演者だけでは成立しないということを毎回毎回新鮮に、身をもって感じる。決して忘れていないことのはずなのに、「ああ、やっぱりそうだよね」って体にじんわり染みてくる。

お客さんとの距離が少し離れても(物理的に最前列が1列遠いのもあるし、面会できないのも含め)、マスクで顔が見えなくても、その約2時間という間、客席に座ってくれて、呼吸してくれて、反応してくれて、笑ってくれて、何か感じてくれていることこそが、舞台なんだなって。

それも明日で一旦終わり。

また次の準備が始まるけれど、この世界を生きられるのは明日まで。楽しもう。楽しんでもらうために。少しの時間、同じ世界を生きてもらうために。

千穐楽前夜、いろんな感情が追いかけっこしてる。


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座長の山田能龍さんからお弁当の差し入れ。
明日は能龍さんと書かせてもらった脚本作品『就活タイムカプセル』のオンエア日でもあります。
ぜひご覧下さい!
関東エリア外の方はTVerやParaviでもご覧頂けます!

嬉しくて撮っちゃったテレビ欄。
もちろん、予約済。

🔻予告動画🔻

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