武道のお稽古へ 3.23
7時過ぎに起きる。起きたあとも普通に眠い。なんだかちゃんと寝ている感じがある。
回復食2日目。
昨日作った野菜スープの具を多めに、オートミールのお粥を食べる。
今日は人生初の武道のお稽古にいくので、最低限のエネルギーはある状態にしたかったのだけど、結果的にちょうど良い仕上がり(?)で参加した。
逗子へ。
私は武道は怖い(つらい、厳しい、怒られる、痛い)というイメージがあって、一生やることはないと思っていたのだけど、去年なにか行き詰まっていた時に内田樹さんの本を読んで、そして青山ゆみこさんが合気道をなさっていることを知って、武道に興味を持つようになった。
合気道は、子供の頃に父親が始めて、練習台にされて痛かった経験と(痛いけど同時にこんなに簡単に人は転がったり動けなくなったりするんだと何か別世界に触れた感覚)、
大昔に友達カップルに連れられて熊野大社に行ったとき、鳥居を越えたあたりで、何かの行事だったのか、合気道の師範のような小柄で細身の白髪の男性が、ガタイの良いお弟子さん達?を途切れることなくくるくるゴロンゴロンと投げ飛ばして(投げ飛ばしたくてやってるというより、向かってくるので相対したら相手がゴロンゴロン飛んでいくみたいな)まるでみんなで舞をやっているようだと思った記憶がある。
といいつつ私が初めて参加したのは合気道じゃなくて、親英体道。合気道開祖の甥の井上鑑昭先生が創始者なのだそう。
お友達がお稽古に通っているというのを何かの話で聞いて、行きたい!と話していたら、今月頭に不思議なタイミングで参加できることになった。
武道のスピリチュアリティーという内田樹さんと藤田一照さんの講座に先日行ったのも、お稽古が決まってからだったから、なんだかぐんと近づいていってる感じがある。
最初に挨拶をして、とてもあたたかく迎えていただいた。
先生ははじめに挨拶したときに、「敵を倒すとかそういうものではなく、気を合わせるとすごいことが起こるものですから」と微笑んで仰った。心配しないで、という感じで。
今日のお稽古は爪先を立てた状態で正座した状態で相手と組む(?)もの。まず爪先を立てて正座するのができなさすぎてびっくりした。
そして移動は基本その起居動作でやるので、動くのもなかなか難しい。
本当にちゃんとその状態で正しい姿勢を保つのは、何十年やっても誰だってそれはできないそう。
何十年かかってもできないけど、それに向かうと意識してやることが大事なんですよ、と。
とにかく力は使わない。力を使うと双方動かなくなる。力を使わないことで、動きが流れていく。
先生は起居で正座の状態から爪先を立てそのまままっすぐ立ち、またしゃがんで膝をつくときも音を立てない。
詳細はここじゃなくてプライベート日記の方に残すとして、なんだかすごい世界があったんだと思った。
もう何十年も稽古をされている熟練の方々が組むお稽古を見たとき、それぞれが一瞬ぶわっと膨らんで、お互いに合わさるように見えた。
ぶつかって反発するんじゃなくて。
お互い合わさって、動作が起こる。
それはなんだか、一輪の花がブワッと咲いて散るまでの映像の再生を見ているようだった。
基本ずっと正座で動く状態で、激しい動きはしていないはずなのに、私は汗だく。熱中症になるんじゃないかというくらいクラクラした。
終わった後に皆さんとお茶をいただいて、お稽古を後にする。
そのままりえさんとごはんを食べて、その後歩いて材木座の方へ。
雨がちょっと降っていて寒かったけど、なんだか歩けそうな感じで、いろいろ話しながら歩いた。
材木座の新しくできたというARTS & SCIENCEのカフェへ。とても素敵なところだった。
雨だからか空いていた。
うつわがとてもいい。うちにもほしい。
ホーリーバジルのハーブティーと、多分回復食では禁じ手なヴィクトリアケーキを頼んではんぶんこした。
そこからもいろいろ話す。
一階のお店の方で、ものすごく気になるフレグランスがあった。perfumer h というイギリスのブランドで、私が気になったのは「ink」というもの。試させてもらって、香りが自分に乗せるとどんなものになるか試す。
帰ってむき身コミュニティを見て、掲示板が咲き誇っていてとても嬉しくなる。
眠気が凄まじかったのでお風呂に入って就寝。
今日も良い一日、良い休日。
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