ファンタジーライフLINK!の感想

 2016年のサマーセールで500円だったのを購入して以降、ハマる→飽きるを2年毎に繰り返して今回ようやくクリア。どこか抜けた登場人物とコミカル調の怪物を相手に、戦闘したり樹を伐ったり釣りをしたりとかなり自由に優し世界で生活するRPG。最近だとこういうのってオープンワールドって言うんでしたっけ。
 就ける職業は12個で、一つの職を極めてもいいしフラフラしてもいいバランスは良かった。というのもEDに辿り着くだけなら必須戦闘の難易度は非常に低い(選択肢で戦闘そのものを避けられたり、NPCに戦ってもらって自分は後ろで眺めてもいいし、なんなら怪物を相手しなくても達成できる)から、戦闘職の経験がなかったり丸腰のままでもクリアまでいけちゃう。レベル上げも、ザコを狩る以外に採集や伐採、生産で賄える。
 でもこのゲーム、色んな職に付きたくなるデザインが巧みなのよね。戦闘職として最終的にはゲーム中に出てくる(特にイベントもなくその辺にいる)強いドラゴンや精霊の王みたいなやつを倒したい!と思ったら、強い武器がいる→強い武器を鍛えるために鍛冶屋として経験を積もう→鍛冶の材料となる鉱石を集めるために採掘師になろう→いい石を掘るためにダンジョンに潜ろう→安全にダンジョンへ潜るため戦闘の鍛錬が必要……という形で需要がサイクルを形成してる。それでも、鉱石を掘るなんて面倒!と思えばお店で石を買って鍛えればいいし鍛えるのも面倒なら加工した鉄材や金のインゴットもお店で買える。

 この自由度の高さに加え、一応くっついてるメインストーリーも進行中は次に行く場所が常にマーカーで表示されるし意地悪な要素や不快なキャラは登場しない気の遣いよう。あと、優しく王道なストーリーの中で終盤の展開はシリアスに振り切ることなく誰も悲しまずにオッと思わせるものだったし、この手のゲームには必ず実装されてるであろう「クリア後の世界」で遊び続けられる理由付けがとても腑に落ちるものだったのもポイント高い。

 操作も、戦闘はAボタンで武器を構えてもう一回Aで攻撃、タイミングよくAを押すと連続攻撃ができたり、AやX長押しで技が出せたりと簡単操作。オートターゲットだから難しいことは考えなくていいし、アイテムも登録しておけばタッチで快適に使用できる。

 唯一の問題点はちょっと強めのザコを倒したときに手に入るお宝(ビッグアイテム)は街やフィールドに配置されているNPCまで持っていかないと中身が手に入らないこと、このお宝は一度に3個しか運べず4個目を取得すると最初のが消えちゃうことかな。

一応クリアはしたけどどの職も最高ランクの2歩手前で止まってるし、街の人から受ける膨大なクエストもほぼ手つかずだし、点在するダンジョンやその奥にあるお宝やボスにもほとんどお目にかかってないから、また空き時間にプレイしてそうですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?