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スーパーマリオブラザーズ3(スーパーマリオコレクション版)の感想

 SwitchOnlineの1週間無料キャンペーンを使ってなにかクリアしようかなと真・女神転生2をはじめたところ、どうかしてるバランスとテンポに心折られ、癒やしを求めて逃れた先がこれ。SFCのオリジナル版は当時の子供らしくカッスカスになるまでプレイしました。プレイスタイルはこれも当時のあるあるで、W1とW2で笛を取って好きなワールドを遊ぶというやつですね。人気があったのは巨大の国4、空の国5、暗闇の国8で、みんな嫌がったのは海の国3、氷の国6、土管の国7だったんですが、せっかくだから巻き戻し機能も使いながらオールクリアー目指しましょう。

子供の頃はお世話になりました

 しかし当時も頭がおかしくなるくらい興奮したし多くの人が触れてることではあるんですけど、1、2から3への進化って本当にどうかしてますよね。すごろくっぽい全体マップ、書割の舞台風のステージ、キャラクターの輪郭を黒主線で描くことで強調されるイラスト感、そもそも圧倒的に増えたギミックと敵キャラクター。ドッスンとかテレサとかコクッパとかみんなここからだもんねえ。

そういえば君はあまり出てこないね

 W2の太陽、W3で無音の死をもたらす巨大プクプク、W5のパタメット乗り継ぎ、W7の連続スターでブラックパックン踏破など、子供の頃は嫌で仕方なかったステージがなぜかするっとクリアできる。
 これは腕が上がったというより状況を把握したりタイミングを「待てる」ようになったのが大きいかな。昔は砦のブンブンさえ彼我の距離感や無敵時間からの復帰を測りかねてよく死んでたから。
また、ほとんどのステージを「知っている」というのもプラスでした。子供の頃の記憶って時が経っても失われないものなんですね(「気づき」に誘導する任天堂のデザインが秀逸なのは論を待たないところですが)、この辺の土管に入れそう、尻尾で飛んだら上空になにかありそうってのはほぼ覚えてるんですもん。あまりにスイスイ進むからスクショ撮り忘れてました。

 問題はW6~W7。このあたりから難易度が上がって……そして子供の頃の記憶がおぼろなステージになります。

一番苦労した面。下にいるノコノコを持ったままここまで飛んでこなければ。

 ミスもするんですが1ステージを短くして中継地点を設けないというスタイルでとにかくテンポよく進むのが3の特徴ですね。マリコレ版だとミスしても尻尾(ファイヤー)→スーパー→チビと2回までは許されるのもプレイしやすさに貢献してる(無敵時間は短いけれど)。

 3でできるようになったバックスクロールを駆使する、迷路のようなステージも楽しいですね。特に砦なんかは迷路以外に謎解きが必要になったり、スーパーマリオワールドのお化け屋敷へ繋がるんだなあと嬉しくなりますわ。

左の土管から来て足場ブロックを出しておいてから通る
一面のブロックからPスイッチを見つけると隠しドアが出現。

 最後のW8は……実は結構プレイ経験あるんですよね。とりあえずクリアしたい子供にとって笛3つ使ってのW2→W8ワープは定番の遊び方だったので。

潜水艦の下を潜る懐かしのルート(このあと上がれなくて正面からやり直しました)

 今回のプレイで成長を感じたのは、P羽根を使わずに高速飛行船ステージをあっさりクリアできたこと。ジャンプ力がとにかく高い(慣性もキツい)から落ち着いて足場を乗り継いでいけば難しいことはないんですね。
 クッパ城もルートはほぼ覚えてたので迷うことなくクリア。

ハンマーでも倒しましたが、道中でかなり巻き戻しました。

 いやー楽しかった。1ステージの短さからもう少し……もう少し……とプレイを続けてしまう魔力がありますね。まあいまさら言うまでもないんですが。唯一の難点は水中ステージが暗くて視認性が悪いこと。

 そういえば3ってW7クリアではじめてピーチが攫われるんですね。なんか勝手に囚われた先のクッパ城から手紙を送ってくれてるもんだと思いこんでました。

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