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Marioの事件簿III

本当の事件の話7


あの白か薄いシルバーの軽ワンボックスカーに乗った女が、物件の敷地に車を止め、ゴミ置場にあった白いビニールぶくろの中から、手のひらサイズのものを持ち出した。
敷地に侵入したので、犯罪だと思う。
丸顔のおかっぱ頭で、ダブダブのアイボリーの洋服の女。
40歳くらい。
160センチくらい。
ぽっちゃり型。
地味な女。
この女が、持ち出したものがシムだと思う。
シムかコインか隠しマイクか。
もしくは鍵。
そんなものを持ち出した。
この辺の女ではないが、この車が、公園周りの家の前に止まっていた。
その時の服装は、黒い作業服のようなものを着て配達員のようなイメージ。
この女が、何かを持ち出した。
この後、実入りが良くなりハリヤーを買った。
イギリスに行かせたりしたらしい。
この女が何かを知っている。
大家さんの部屋の階段下から取って行った。
わがままな女だそうだ。
そして嘘つきである。
顔はもう見ているので、モンタージュを作れる。
チエコと言名前かもしれない気がする。
アヤかアツコかもしれない。
ピクニックに連れて行ったのかもしれない。
盗聴でもしていたのか。
持ち出したものが、ここにあるのをなぜ知っていた。
これがおかしな本当の事件である。
汚いダンボールの中にあった白いビニール袋である。
誰か、仲間がいたのかもしれない。
写真でも取っておけばよかった。
顔はもう割れている。
なにがしかの犯罪に加担している。
この頃、不穏なことが起きていた。
1年半前の話である。
なにがしかのことに巻き込まれているなら、自業自得だろう。
”アツコこれ聞いとけ”
今、ジミの横にいるのがこの女だそうだ。
犯罪者に加担しているのか。
バニラを持っていたのこの女?
バニラなら、ナツという名前。
なんにせよ、この女が一番怪しい。
偽物はいつもまでも偽物。
本物に、オルゴールを返して。
美人さんのお金を返して。
写真も返して。
この件は、神奈川県警本部に連絡をしてます。
こんなおかしな事件がたくさんある。
諜報部員なら、これくらい地味な方が良いのか。
これが悪い方に流れていたら大変なことになる。
色々な人の秘密が入っているか、証拠のものだと思われる。
鍵なら上の部屋の鍵で、世話を頼まれたのか。
鍵、ここの置いとくよと私へのメッセージだった。
こうして、横取りが行われた。
子供達がいうには、
火曜日に、入り込んでくる女が犯人。
という。
兄が巻き込まれている。
こんな地味な犯人いるのか。
黒装束のイメージだが。
下の部屋はいつも、鍵がかかっていないので上の部屋であると思われる。
ゴミ箱に、大事なもの置くわけがない。
知らない人が持ち出した。
知り合いなら、部屋に行くはずで、それをせずにすぐ引き返した。
それが怪しくてよく覚えている。
他の住人も見ていた。
もうすでに事件になっているかもしれない。
未確認事件。















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