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思いと資材がめぐって出会う場所をつくりたい


最近、古民家や空き家を片付ける機会が増えました。「いえ、どうにかしよう」からはじまった2020年。

手探りで大家さんに直談判して、歩き回って教えてもらいまくってはじめました。

不動産は大事な財産。
おかげさまで、使わせてもらうとなればいろんな人が絡むし、たくさんの思いが裏側に眠っているのだと気づきだらけの毎日です。


古民家だったら埃まみれ蜘蛛の巣だらけになるし、獣が入ってきたりするし、確実にネズミは喰ってるし、空き家だって「こんなの捨てといてよー!」みたいな年代物のあれやこれやが山積みだったりして、必ずしも「わあたのしい!」ばかりでもありません。

それでも確実にそこにある思いに惹かれていて、なんとかしたいというわたし自身の思いもつよくなっています。


きっかけはさんかくのいえ

いま長野県の東信地域を中心に、全部で5軒の家を、大家さんや利用してくださる方々といっしょに少しずつ動かしています。


「持ち出しがかからないようなら、片付けでも活用でも好きにしていいよ」と言ってくださった古民家。

「どうにかしたくて、使えるなら使いたくて、一緒に片付けるよ」って、言ってくださった大きな広い家。

住みたい人がいるならと即出してくださったお家も、困ってるけど人に貸すのもどうしようだけどでも…っと一緒に頭を悩ませてくださっている古民家も。

どれも大好きで大切ですが、やっぱり1番のきっかけはさんかくのいえでした。

段々と物がなくなって、人が集まって、そしたらお店ができて。もうなんか、誰に感謝したらいいのかわからないけれど、どの瞬間も本当に嬉しい日でした。

家にはやっぱり、力があるとおもいました。

最近は母屋も活用を始めて、また一段と愛着と「なんとかしていこう」と言う気持ちが湧いているところです。


さんかくのいえ以外も、家自体はまだ動かせなくても、庭がとても心地いい空間になったり、

まだ回ってはいないけれど、片付いた家で新しい暮らしがはじまったりしています。


「古民家あるんだけど」「もう潰してしまうんだけど」とお声かけをいただき、使えそうな古材や板材、建具を寄付してもらうことも増えてきました。

大家さんや入居者さん、来てくださる方のうれしそうなあたたかな笑顔は本当に宝物です。小さなきっかけでたくさんの人や物が動くんだと、本当に実感する1年でした。


だからこそつくりたい、2つの拠点

いま私たちは、「まにまに」という名前をつけてこれらの活動をしています。

さんかくのいえをもっと居心地良くしてあそべるコミュニティの生まれる場にすることを目下の目標にがんばっている最中ですが、もうひとつ、最近拠点をさがしています。

それは、出てきた物がめぐる場所。


倉庫兼店舗です。上田市内、できれば真田に近いところで、それなりの広さが確保できるところを希望しています。

譲り受けた箱や木やガラスやが安心して保管できて、欲しい人が見にきやすい環境を整えたいとおもっています。

資金も潤沢とはいえず、いわゆる倉庫を正規料金で借りる、ということは厳しいのが現状です。いろいろとどうしよう!状態ではあるのですが、今でも協力してくださる方はたくさんいて、そんなのも考えていたらやっぱり続けて行きたくてなんとかしたくて、noteにあげてみることにしました。


・場所、心当たりのある方
・情報の発信や片付けなど人力的な支援をいただける方
・資金繰りとか考えるの任せて!な方
・なんならうち使って!みたいな方(いたらしあわせすぎて泣く)


平たくゆったら「仲間を探してます!」なんですが。

あたらしい「たのしい」が生まれるときに、場所に、かかわってくださる方を探しています。

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