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5章|レシピコンテストと脳汁の話

29歳の誕生日に向けて、人生の棚卸しをしております。

なぜ中途半端な29歳にそんなことをしているのか?など、詳しくは0章|29歳の誕生日を機に、人生を棚卸しをご覧ください。

2022年末~2023年にかけて、レシピコンテストに複数応募し連続入賞する、というイベントが期せずして発生しました。


人参レシピコンテスト入賞

ライブ配信のリスナーさまに教えて頂き「富里人参レシピコンテスト」に応募しました。

人参とハムの馬蹄揚げ春巻き~ハニーマスタード&カレーチーズ~というレシピで応募し、書類審査・イベントでの来場者試食審査を通過し、ありがたいことにグランプリをいただくことができました!

NFTカレーレシピコンテスト入賞

Instagramの広告で知り「お母さんの味NFTカレーレシピコンテスト」に応募しました。賞金総額180万円、古舘伊知郎さんなど各界の著名人が審査を担当し、応募レシピは300以上と比較的大型なレシピコンテストでした。

「フィジーの母のほうれん草カレー」というレシピで応募し、個人賞・松尾貴史さん賞をいただくことができました!

コンテスト用のレシピを考えるポイント

私が意識していることは
「本コンテストで求められていることは何か?」
「私らしさをどう加えるか?」
の2点です。

「本コンテストで求められていることは何か?」とは、主催者さんがどういった意図でこのコンテストを開催し、どういったレシピを求めているか?を募集要項や審査基準から分析することです。ここで分析した内容は、レシピの食材、調理工程、調理器具など、レシピを構成する要素で満たせるよう工夫をします。

「私らしさをどう加えるか?」とは、私がそのレシピを提案する必然性とはなにか?と言い換えることができます。「私らしさ」とは、過去の経験値や自分だけが語れるストーリーがベストですが、コンテストに合致する属性(管理栄養士、OL、お酒が好き、etc)を持っている、という切り口で語ることもできます。そして、ほかの誰でもなく私がそのレシピを提案することに価値がある、と審査員に納得してもらえるよう、文章として伝えるようにしています。

例えば、人参レシピコンテストの場合
「本コンテストで求められていることは何か?」
富里市をアピールする→人参以外でも富里市の要素を加えよう→畜産業が盛ん、馬のふるさととして知られる→ハムを加えて、馬蹄の形にしよう!
「私らしさをどう加えるか?」
東京出身ながら千葉県富里市のレシピコンテストに参加する→その理由と熱意を明確に伝える必要性がある→レシピコンテスト応募のきっかけを明記し、富里市について調べてレシピに組み込もう!

NFTカレーレシピコンテストの場合
「本コンテストで求められていることは何か?」
①審査基準として明示されている「継承性」「愛情性」「オリジナル性」を組み込む→NFTとの親和性から「継承性」は必須と思われるが、自分の持てるストーリーの中で明確な「継承性」を謳えるものが無い→「愛情性」「オリジナル性」に全力で振り切ろう!
②採用されたレシピはレトルトカレーとして発売される→食材原価が妥当で、生産工場に落とし込み易い食材の種類とレシピにしよう!
「私らしさをどう加えるか?」
私にしか語ることのできないストーリー(フィジーに留学した際に、ホストマザーが作ってくれたインドカレーの味が忘れられない、という話)を「愛情性」が伝わる文章にしよう!

こんなことを考えながらレシピを作っていました。

コンテストのお題の意図を汲み取って、レシピという形で解答を出すことが好き

コンテスト用のレシピを考えている時は、本当にワクワクします。お題の意図を汲み取って、満たすべき項目をピックアップして、それをひとつひとつ満たすレシピを考える作業は、まるでジグソーパズルをしている感覚。

そして、そのジグソーパズルが全てかみ合ってひとつの絵になる瞬間は、なぜか感覚的にしっかりとわかるのです。ちなみに、その瞬間のことを「脳汁が出る」と呼んでいます。

この「脳汁が出る」瞬間が本当に気持ちいいし、これを仕事にできたら最高だなぁ…と思っています。

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