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大事なのは試合に出続けること

試合に出続けること

プロ野球選手で一番は大事な能力は何?という問いに私はこう答える。

長打力、走力、高打率、守備力などではない。

まずある程度の数字を残さないと試合に出続けられない。

それと怪我をしないことは簡単な様に見えて難しいことだから一種の称えられるべき能力だ。

お気に入りの選手が試合の途中で交代、翌日の試合のスタメンに名前がないことはファンにとって一番つらいことだ。

荻野貴司ファンの自分はその辛さがよくわかる。

2011年、千葉ロッテマリーンズはドラフト会議で3位に鈴木大地(東洋大)、4位に益田直也(関西国際大)を指名した。

2010年代のロッテを支えた二人は入団から大きな大会で日本代表に選ばれたことはない。

超一流選手とは両者とも言えないけれど誰にも劣らない非凡な才能がある。

鈴木大地
1580試合出場1490安打

益田直也
711登板222セーブ
(2024年5月18日現在)

試合に出続けること。

それが二人の才能だ。

実は二人、ドラフト前はそれほど注目されている選手ではなかった。

鈴木大地は「東洋大時代、同期ドラフト1位の藤岡貴裕のおかげで勝てるチームになって注目されるチームになりそこで試合に来ていたスカウトの前で僕がそこそこ打てたからプロ野球選手になれた。」とインタビューでよく話していた。

益田直也は高校時代、公式戦は1試合のみの出場でわずか1球の代打のみの出場だ。

高校3年間で高3夏しかベンチ入りせず出場時間が1分にも満たない選手などプロ野球選手で益田しかないのではないかと思わせるほど。


もうふたりとも34歳。

2024年になり益田直也は今季3度のセーブ失敗、鈴木大地は打率こそ.276だが長打率.314出塁率.315で両数字キャリアワーストの数字。

試合に出続けることが難しい年齢に成績になってきた。


いまさっき、鈴木大地の2023年シーズン終了を報告するInstagramの投稿を見ていて目に止まったコメントがあった。

益田直也「まだまだ頑張ろうや」

ユニフォームは違えど2011年ドラフト同期、生き残った二人の絆が垣間見れて嬉しかった。

今日は初回に4失点するも荻野貴司4安打などもあり逆転勝利。

嬉しいことが2個もあった。今日は良い日だ。

まだまだ頑張ろう。そう思った。

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